第35話 海竜の王、姿を現す
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そんな戦闘の中、なのはとヴィータは目の前の犬人間との戦闘でかなり焦っていた。何故なら今現在“飛ぶことが出来ない”からだ。何度も魔力を集中しても空を飛べないのだ。なのはとヴィータの顔色はかなり焦っていた。あの犬人間が明らかに何か細工をしているのは明白だった。それを隠そうとしないのか犬人間は下衆の笑みを浮かべていた
「ひゃーはははははははははははははははっ!!どうしたどうした!!テメー等、手応えが無さすぎるぞ!!」
「んのヤロー!こっちが飛べねぇからっていい気になりやがって……!」
犬人間の猛攻に悪態をつくヴィータ。なのはは何とか飛べないか魔力を集中するが一向に飛べる気配がなく、焦りの色濃くなってきた。
「なんで!?なんで飛べないのっ!?」
「テメー!アタシ達に何しやがった!!」
「そう聞かれて答える奴がいるかよ!バァ〜カッ!!ヤロー共!さっさとこのガキ共を撃ち殺せ!!!」
「「「「「「「「「「はっ!法玄様っ!!!」」」」」」」」」」
「「!?」」
犬人間の合図にビルの陰に隠れていた兵隊たち…その全員が顔が犬の兵隊たちだった。一斉に姿を現し、銃を構えた兵隊を見回したなのははヴィータを庇うように前に出てシールドを展開し、キッと犬人間…法玄と呼ばれた男を睨みながら問い掛けた
「貴方は一体誰!?何でこんなことをするの!?」
なのはの問いに対して法玄は下衆な笑みを浮かべながらなのはの問いに答えた
「ほ〜?こんな状況にもかかわらず、そんな事を聞いてくるなんざ、以外に肝が据わってるじゃねぇか……ま、名前ぐらいならいいか……俺は法玄。理由は俺がいずれ天下を取る為に必要な段取りだったからだ」
「っ!!」
−−−ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダッ!!!−−−
そう答えた法玄が右手を上げるとそれが合図だったのか、屋上で待機していた犬顔の兵隊たちが一斉に発砲を始めた。事前にシールドを張っていたなのは達は事なきを得たが、それでも彼女の限界はもうギリギリだった。そんななのは の様子を見計らって法玄は部下達に撃ち方止めと命令を出し、彼女たちのもとへ近づいてきた。そして見下す様な……いや、実際に法玄は彼女たちを見下しているのだ。人間という存在を……そんななのはに対し、法玄は巨大な棍棒を持ち上げボソッと何かを呟いた
「しっかり覚えておけよ?この俺の名をな……」
一言呟いた法玄は棍棒を持ち上げた右腕に力を込めて、非常な悪魔の鉄槌を振り下ろした
「この一瞬だけな…!」
−−−ギイィン……!−−−
「………え?」
覚悟を決め
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