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SAO二次:コラボ―Non-standard arm's(規格外の武器達)―
chapter1:Ticket to a new world(新たな世界への切符)
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ら率直に言われ、バンダナを巻いた男性・遼太郎はガックリ肩を落とし、ツインテールの少女は不謹慎ながらも笑いを堪えられないといった感じで、そばかすの少女と共に身体を震わせていた。
「そういや和人。明日菜とお前の妹さんはどうしたんだ?」
「ああ、二人とも用事があるらしくてさ。先に行ってくれって言われたんだ。けど直葉の奴はもうすぐ来る筈……」
思い出しながら和人が呟くのと同時―――――用意された買うベルが鳴り、客の来店を告げる。
其処には肩口で切りそろえた髪を持つ黒髪の少女と、榛色に近い髪色なセミロングヘアの少女が立っていた。
「ごめん……遅くなっちゃったかな?」
「や、お兄ちゃんお待たせっ」
片方は困り気味な笑顔で、片方は片目をつぶって手を振る様を見て、和人もまた軽く手を振り返す。
「ああ、まだ大丈夫だぞ直葉……しかし明日菜も一緒だったとは」
「途中で偶然にも出会ったからさ、一緒に行こうって事になったの!」
それでねぇ……、と黒髪の少女が言いだした事から、其処から話が広がりそうになった雰囲気を感じ取り、そばかす少女が手を上げ制止する。
「取りあえず立ってないで座りなさいよ。始められないじゃない」
「ゴメンゴメン、里香」
明日菜と呼ばれた榛色髪の少女と、直葉というらしき黒髪の少女は、そばかす少女・里香に急かされいそいそと椅子に腰かける。
全員がそろったのを確認したアンドリューは注文を聞き、皆それぞれのドリンクを配り終えると、和人に問い掛けた。
「それで、クエストの詳細について教えて欲しいんだが?」
「おう。じゃあ、何処から話すか…………」
言いながら考え頭の中を探り、和人は印象深かった出来事を順々に語っていく。
曰く、所謂“制限時間”の設定が焦りを生んだ事。
曰く、囚われていたNPCを助けた際、クライン―――遼太郎がある意味輝いていた事。
曰く、魔法防御の高い敵と、物理防御の高い敵に苦戦させられた事。
曰く、最終ボスに一気に追い込まれてピンチになった時……女性であったNPCがいきなり巨大な男性に変身して手助けされ、二重の意味で非常に驚愕した事。
曰く、崩れていくダンジョンの中脱出し、諦めかけていた【エクスキャリバー】だが、落下するソレをシノン―――詩乃の魔法矢が拾い上げてしまった事。
予想外の連続なれどだからこそ楽しいのだと、和人だけでなく皆の、嬉しそうな表情と声色が雄弁に語っていた。
一パーティー限定クエストだという事もあって、難易度設定もそれなり且つコンビネーションを試される場面もあり、それが試練の中にある確かな楽しさを生んだのだろう。
だが……全員が意気揚々と
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