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SAO二次:コラボ―Non-standard arm's(規格外の武器達)―
chapter1:Ticket to a new world(新たな世界への切符)
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、物の見事に直撃したソリッド・ガイは、先程の意趣返しとばかりに転がされた。

 されど、それも三回転ばかりで、すぐさま発砲によって起き上り再び突貫してくる。
 同じ手は食わないとばかりに、そしてダメージを覚悟してでも己の有利なレンジに持ち込もうと、先よりも銃声多く高速で走りよっていく。


『行け行けっ!!』


 だがそれもエーデリカにとっては計算の内。
 ほんの一瞬の感激を狙って地面へ向け連続で氷の刃を打ち込む。

 ソリッド・ガイはまたも引っ掛かってしまい、スピードからか今度は大きく宙を舞う。


『―――――!』


 不意にソリッド・ガイは、トンファーの持ち手の先端を打ち合わせた。
 焦ったのか、一体何がしたいのかと疑問が生じた―――――その矢先にトンファーが変形し真っ直ぐになって、更にその端がくっ付いき瞬く間に『棍』と化す。

 その棍を猛烈な勢いで回転させ、氷の刃を防ぐや追加で発砲。
 空中から反動を付けて着地し、今までよりもより離れたレンジから打突一撃。

 エーデリカの肩を派手なエフェクトを上げて殴打した。


「……何、アレ……」
「……もう何も言えないわ……」


 度重なる変形に、画面内の完成と比例して、最早盛り上がる事すら無くなってしまう。


 その後―――――後半部分、エーデリカの奮闘が目覚ましく、乾いた木々を燃やす事で目暗ましをしたりと再び健闘する。
 だが、後一歩という所でクリティカルが決まってしまい……結果はソリッド・ガイの勝利となった。

 画面内の観客は盛り上がってこそいるものの、和人達は言葉一つ発する事なく、茫然としていた。



「これが、『Non-standard arm's』の人気を後押しした、動画のうち一つだ」
「あぁ、どんな物かってのは理解したさ。無茶苦茶っぽいけど、中々面白そうじゃないか」
「……確かに初見殺しが多すぎで唖然となっちゃったけど、キリト君の言う通りやってはみたいかも」
「私としては、未知なる魔法が気になるけどなぁ」
「というか明らかに武器が複雑そうなんだけど、鍛冶屋とか居るのコレ?」
「……銃って、まだまだいろんな使い方があったのね……」
「刀一本にかける俺としては、何か不安が募るけどよぉ」


 己々感想を言い合いながら、最初こそ漂っていた不安感も、徐々に晴れていく。

 そして話し終わる頃には……全員の意見は一致していた。


「じゃあ、やっぱり行くのか?」
「何言ってんだよアンドリュー。あんな映像を見せて置いて、やらないって方が無理だろ?」
「ハハハ、まったくだ!」


 アンドリューの笑い声に同調したか、皆からも次々笑い声がもれ、満場一致の意見はさらに強固な物へ変わ
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