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SAO二次:コラボ―Non-standard arm's(規格外の武器達)―
chapter1:Ticket to a new world(新たな世界への切符)
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場所は東京。
首都圏たる場所の、台東区のとある裏通りにあるカフェバー【ダイシー・カフェ】。
固定客も多いその店を主に切り盛りするのは、見掛けは黒人巨漢で中身は日本人な、“アンドリュー・ギルバート・ミルズ”という名の男性だ。
見掛けこそ怖いが気さくであり、笑うとなかなか味のある顔をしてる事、そして器量も見た目もいい奥さんと共に切り盛りして居る事もあって、固定客も多いのだとか。
内装の雰囲気も一昔前のモダンさを醸し出しており、そんな渋い大人に似合いそうなカフェバー前の通路で、数人の男女が会話を交わしていた。
黒髪で線の細い中性的な少年、バンダナを巻いた男性、頬にそばかすのあるショートヘアの少女、ツインテールの小さな少女、眼鏡をかけたクールな雰囲気を持つ少女。
合計六人が、談笑しながら【ダイシー・カフェ】を目指している。
「本当に良かったですね。無事、エクスキャリバーが手に入りましたしっ」
「俺はメルアド貰ったし!」
「NPCからだけど」
「……良いじゃねぇかよ! 女性は女性だぜ!」
「ま、アンタの事は置いといて。私たちも頑張ったけどさ? でもやっぱ、今回も【黒の剣士】が大活躍だった訳だけど?」
「よしてくれよ。アレはみんなで頑張ったからこそ、手に入った剣だって」
「その通りね。最後は、私の弓がエクスキャリバーを拾い上げた訳だし」
「は、は、ははは……」
「あ、あぁ……詩乃の技術はすごかったな……」
NPCという単語から分かるように、彼等はVRMMO【アルヴヘイム・オンライン】の中でエクスキャリバーと呼ばれるレア武器の取得クエストをクリアしており、どうも今日はレアアイテム入手のちょっとした記念会の目的で訪れているらしい。
しかし、そんなネットゲームの世界の都合でカフェバー一つを使えるのか……実は【ダイシーズ・カフェ】を経営しているアンドリューも彼等のゲーム仲間であり、だからこそ多少は他の客に対する配慮が居るものの、基本気兼ねなく立ち寄れるという訳なのだ。
「エギ……アンドリュー、居るか?」
「おう和人か。いらっしゃい」
うっかりネット上でのアバターネームで呼びかけ、何とか元の名前に戻した少年・和人に、巨漢黒人のアンドリューはニッカリ笑って出迎える。
おじゃましまーすと、声を出して入ろうとした矢先……端っこなれど、他に客が居るのを見て、声は口から出る事無く止まる。
そこに居るのは四人組で、一人は和人と同年代の少年。
一人は彼よりも背の低い少女で、もう一人はアルビノなのか白神と赤眼が目立つ少女。
最後の一人は外見二十代に見え、恐らくはバンダナを巻いた男性と同年代だろう。
和人は首を捻り、ちょっと考えてからカウンタ
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