暁 〜小説投稿サイト〜
問題児ともう一人の原典者がやって来るそうですよ?〜未知の原典者〜
第零話 『対象者:神智黒白』
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みを見せて、…ゴニョゴニョと春日部の耳元で話をする。
話を終えると、春日部も好奇心に満ち溢れた少年を沸騰させる笑みを浮かばせ、気配と存在感を消して神威に告げられた位置に近づく。
と、
「………今だ。」
「デラックスウサ耳引っこ抜き!!」
『――――――フギャッっっっっっ!!!???』
アイコンタクトで、硬直していたウサ耳の近寄っていた耀に合図をすると、本気でウサ耳を引っ張った。
それはもう、あからさまに抜くと言う意識を持っての行動――――――もとい、虐めだった。
絶叫に似た声を放ち、青かった筈のウサ耳は淡い緋色に変幻しており、耀の一撃に幾度か尻をバウンドさせて、二人の前に出された。
「良くやった。 耀と、もう一人の………」
「………………はあ、久遠飛鳥よ、先程は失礼したわ。」
「飛鳥ちゃんね、」
「飛鳥ちゃん!!??」
「此方こそ失礼した。 それで飛鳥ちゃんはどうする? ウサ耳を小一時間ほど弄るけど。(このウサ耳本物か確かめる。)」
「………分かったわ、弄るのに十分な時間ね。(本物かどうか確かめましょう。)」
『ちょっと御待ちを!? 本音と建前が真ぎゃ――――――フギャッ!?』
「うっさい。」
それから小一時間――――――ウサ耳を弄られまくったそうだ。
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