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ダンジョンに最強のパワーを持った戦士がいるのは間違っているだろうか
ファミリアとステイタス
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なってダンジョンに行ってみたいしな。
「その、さ...あまり、盛況しているとは言えないんだけどさ、僕のファミリアなんてどうだい?まあ、拠点はボロボロなんだけどね...一応、冒険者のための探索ファミリアにしようと思ってたし……まだ、一人も集まっていないんだけど...」
上目遣いで俺を見てくるヘスティアカワイイ...ハッ!
いかんいかん、ブロリーさんに影響されたか…危ない危ない
「いいのか?なら頼む」
「……そうだよね、こんなボロボロなファミリアよりも他のファミリアの方が...って、いいの!?」
「ああ」
「や、やったー!!」
そう言うとヘスティアは嬉しそうに飛び跳ねた。
先程のやりとりの後、俺はヘスティアに促されて拠点のベットに横になっている。
「これから君の『ステイタス』を見させてもらうよ」
『ステイタス』オラリオでは何ら変哲のない数字である。これは、『神の恩恵』を細かくパラメータ化した数値の名称の事だ。
俺が気になったのは『レベル』と『基本アビリティ』だ。レベルとは冒険者のランクを表し、レベルアップのためには自分の限界を突破するような経験を必要とするそうだ。大多数の冒険者はLv.1であり、迷宮の存在しない都市外ではレベルアップ自体が困難であるので、Lv.3もあれば頭一つ以上飛びぬけた存在と認識されるらしい。基本アビリティは『力』『耐久』『器用』『敏捷』『魔力』の五項目。
ゴジータは戦闘力は25億だけどオラリオではどんな数値になるのかな?
「やっぱりちょっと不安なのかい?確かに思っていたより低いステイタスが出てきたらショックだよね...。でも、大丈夫!僕もしっかりサポートできることはしてあげるからさ!当分は二人三脚で頑張っていこうよ!」
(ヘスティア様、なんて優しい神なんだ。)
「それじゃあ、始めるよ」
「ああ、頼む」
ベッドの横に立つヘスティアの指が、優しく背中に触れる、その時、ゴジータの背中に神の使用する神聖言語がまるで刺青のように、淡い光と共に刻まれる。これが、神の恩恵の授け方。刻まれたステイタスは、神々にしか理解できない。本来なら、これを共通語に書き直した紙にでも書いて渡す
……だが……
―――ヘスティアの動きが完全に止まった。へんじがない。
数秒程固まった後、ヘスティアはステータスを翻訳するために、用意していた羊皮紙とペンをベッドのそばに位置する机の上から手に取り、背中の数値を書き写していく。……動きはとてもぎこちなかった。
そしてぎこちない動きで、その羊皮紙を俺にに渡してきた。その表情は俺からは見ることができなかった。
(さて、どうなってるかな)
わくわくしながら俺は羊皮紙を確認した。そこには、ステイタスが簡潔に書いてあ
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