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機動戦士ガンダムSEED編
第25話
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ような感想だったようでそう大差ない内容だった。
 そして感想を述べた直後、シモンズは真剣な表情で此方を見ながら話を切り出した。


「そう。……確かにあなた達の言う通り、M1アストレイはまだ実戦投入できるレベルじゃないわ。

 でもね、それを可能にできる人材が今ここにいる。それがキラ・ヤマト少尉、あなたよ。

 キサカ一佐からの報告に依れば、ストライクのOSはあなたが組んだそうね」

「──はい」

「ストライクの戦闘データは観させてもらったけど、あれは素人目から見ても凄まじいものだわ。

 私達はこれをストライクと同じ位に強くしたいの。その為にもあなたには是非協力してもらわなければならない。

 ……お願いできるかしら?」


 そう言われたキラの表情はあまり良いものとは言えなかった。

 当然だろう。キラは争いを好まない性格だ。自分の戦闘の出来を誉められた処で嬉しくなどないだろうし、何より兵器の開発への手助けなど本当はやりたくはない筈だ。
 だが、アークエンジェルがオーブに寄港できているのはキラがモルゲンレーテに技術提供を行う事が決まっているからこそ。なので、答えは必然的に──
 

「………分かりました」


 肯定しかなくなる。

 正直こいつに手伝わせなければ本当に完成しないのか、と文句でも言ってやりたいが、彼方もこれは苦渋の決断なんだろう。

 何せOSの出来具合はM1アストレイを見れば一目瞭然である。
 その上、いくらコーディネイターでありストライクのOSを組み上げた実績があるとはいえ、キラはついこの間までヘリオポリスで学生生活を送っていた少年だ。そんな人間に自分達が任されていた仕事を頼まなければならないのだから心の中では思う処はある筈だ。

 ………そう思うとあまりどうこう言う気にはなれない。ここは成り行きに任せるしかない、か。

 ──しかし、ここで一つ気になる点が浮上する。

 それはこの場にオレが必要かという事だ。今のところオレが必要になりそうな点は何一つない状態で、そこのところの説明も一切ない。

 ここは一つ訊いてみるか。何をするか分からないままってのは今後どうするかの判断もつかないし。


「ちょっといいか?」

「何かしら?」

「ああ、オレがここにいる必要があるのか訊きたいんだ。

 オレにはキラみたいにOS開発に協力なんて真似できないし、一体何の為に呼び出されたのか分からなくてな。

 ……結局、オレは何をすればいいんだ?」

 
 オレの疑問にシモンズはああ、そういえば といった感じである。

 ……まさか今の今まで忘れてたとかいうんじゃないだろうな、こいつ。


「ごめんなさい。あなたの仕事はまだ先だと
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