八話 分かりました 、司令官。
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ニットで慣れていたのか、初日だが多くの少女がなんとか立てている。しかし、ほとんどの子は一度は転倒してびしょ濡れであり、防水・防寒機能がある服を着ているとはいえ かなり寒そうだ。
「立てた者はその場でしばらく練習してくれ。まだ立てていない者にはこれを渡す。」
「…それ、スキーストックじゃないですか。」 つっこみが入るが、これを使うのには理由があるんだ。
「ストックからも魔法を発動することで、バランスが取れて転倒しにくくなるんだ。 」
「…客観的に見ると恥ずかしくないですか?」「…つべこべ言わず、やりたまえ。」
ーーー ゴーン ゴーン ゴーン ーーー
時鐘が鳴り響く。いつの間にか夕方になっていたようだ。
「今日の訓練はこれまでだ。明日は 板なしに立てるように練習するぞ。」 「「「 はい! 」」」
「なんだ、そんな返事ができるなんて,まだ元気が残っているじゃないか。明日はもっと内容を濃くしようか?」 「「「 いえ、結構です。」」」
・・・やはり、もう少しハードにした方がいいかな?
◇◇◇朝練の様子◇◇◇
翌朝
思ったよりも多くの人数が集まっていた。
「今日の朝は、固有魔法の制御の訓練を行う・・・ヴォルフ曹長,いやマーリケは前に出てこい。
皆のお手本になるんだ。」
「 え? 何なの、どういうこと!?」
「まあとにかくこちらへ来い。Come here.」
半ば無理矢理連れてくる。
「よし、この場から海に向かって固有魔法を発動しろ。」
「・・・だから無理よ。昨日の朝みたいになるわ。」
「だから、私が補助をする。」「えっ?」
マーリケの両肩に手を置く。
「この状態なら、君の魔力制御を直接手伝うことが可能だ。こうやって固有魔法を成功させる。…やるぞ。」
彼女は観念したのか、杖を構え 狙いを定めた。
私は 彼女の魔力に干渉し、乱れなどを整える。
・ ・ ・ 3、 2、 1、
───ドドォォォーン ??───
爆発は狙い通り、私たちの前方50mの海上に生じた。
「ほら、できるじゃないか。」
「・・・・そうね、だけど
「私がいなければできない、とでも言いたいのか?いや、魔力の制御が完璧なら一人でもできるはずだ。」
…いくら魔力の操作ができたって、私一人じゃ無理よ!
「甘えるな、人生にはな 怖くても 一人でもやらないといけないことだってあるんだ!
…確かに出来ていたことが出来なくなることはある、だけど出来ていたことならまた出来るようになれる。
自分を信じろ!そして、そのふざけた幻想をぶち殺せ??」・・・・・・たく、分かったわよ。これからは,毎日魔力操作の訓練で
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