希望と希望 前編
[1/7]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
土日を通してハルカゼの弟クオンとトオサカとサトウとの試合を終え、今後の課題を得た俺達はひたすら連携の特訓をしていた…………のだったが。
「すまないが、私にも生徒会長としての責務がある。今週は火曜日から木曜日にかけて来れそうにない」
「ゴメンね」
サクラとセシリアは生徒会の仕事により部活に来れず、そして今日は木曜日だ。これで明後日も試合をするということもあり、こんなんで大丈夫なのかと思う。
「まともに特訓が出来たのが最初の月曜日と、明日の金曜日ね」
「昨日一昨日はひたすらコンピューター対戦で連携の特訓をやってたけど、流石に飽きてきちまったぜ」
「かと言って、他にやることもないし」
「ハルカゼの野郎は全然顔を見せねぇし、どこほっつき歩いてんだよ」
「こんな時こそガンプラバトルをやろうって言って登場してくるのだけど」
「残念ながら来ねーな」
「いや!代わりに俺が来たぞ! 」
部室の扉が開かれると、本来この場に居なければいけないムウが入ってきた。
「ムウさん、こんちわっす! 」
「ムウさん。こんにちは」
「こんにちはムウさん。珍しいですね」
「トウイから頼まれてな。ちょうど昨日まで仕事があったんだが、それも終わったんで顔を出しに来たんだ」
「頼まれたって何をだよ? 」
「もう簡単に言うなら、お前らを鍛えるようにだな。トウイはヤボ用で休日まで来られないらしいから、代わりに俺がお前らを鍛えるんだ」
ムウは愛機のアカツキガンダムフラガを取り出し、隣のバトルシステムのある部屋へと向かった。
「ほら!ボサッとしてんじゃないぞ!俺でもお前らのレベルなら二対一ぐらい出来るんだぞ! 」
「!…………試してみようか? 」
「いくらなんでも馬鹿にすんなよムウさん! 」
「ならかかってこい! 」
ーーー−−
同時刻、いちば模型店より。
『BATTLE ENDED』
「これで十六戦五勝六敗五引きか〜」
「俺の一勝勝ち越しだな」
「そう言ってられるのも今のうちだよメガネボーイ。すぐに勝ち越してみせるさ」
「誰がメガネボーイだコラ?お前アシムレイト使え。ボロッボロにしてやる」
「出させてみなよ」
二人は再びガンプラをセットし、バトルを開始する。
『BATTLE START』
「どんだけやるのよ二人共…………」
「ほっほっほ。久しぶりに来たと思ったら、三人揃ってとは。お主たちのおかげでギャラリーが沢山で店も繁盛するわい」
「はあ………………」
久しぶりに再開したので連携も上手く取れないかもしれないということで、一対一のバトルを三人で回していた。しかし、
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ