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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?-A銃士と挑戦者〜The Crisis of Aces〜
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た。そして、件の構成員2名とやらの姿が映し出された。共に防護服を身に纏い、1人は質量兵器である拳銃を所持。色は全身真っ白。もう1人はロングソードを持っている。剣の腕はあるようだな。隙が少ない。

(・・・あの武器、まさか・・・)

「シグナム。アレ、神器だよ!」

私の考えを言葉にしたアイリ。直感的にあの2人が持つ武器が神器であると判った。おそらく“グレイプニル”を所有し、なおかつ神器持ちと幾度と交戦したからだろう。ただの質量兵器かそうでないかの区別が出来るようになった。

「ヴィータ、高町、リイン! 予定変更だ! 抗争に介入するぞ!」

次元港の出入口へ向かって駆ける。戸惑いを見せるヴィータ達だったが、「神器を確認したんだよね!」アイリがモニターに指差しながら私に付いて来たことで、ヴィータ達も事情を理解して私に続いた。

「こちら特捜課のシグナム! フィレス!」

『あ、シグナムさん。お久しぶりです! どうしましたか?』

機動一課の分隊長・フィレスに通信を繋げる。我々チーム海鳴の神器回収の任は未だに続いている。ゆえに神器回収時、機動一課・臨時特殊作戦班としてその任を全うすることが出来るわけだが、我々が特戦班として活動する場合は、一課の分隊長や部隊長に連絡する必要がある。

「ミッド北西部・アンクレス地方にて神器2種を確認! これより特戦班として回収の任に就きたい!」

『っ! 了解! ちょっと待ってください。アンクレス、アンクレス・・・・あ、コレか!ひょっとして犯罪組織間の抗争ですか!?』

「ああ! 構成員2名が持つ白い銃とロングソードが神器と思われる!」

『えっと・・・、この2人か・・。確かに・・・。判りました! 地上部隊への連絡と次元港から現場までの飛行許可はこちらがしておきます。現着したらそのまま交戦に入ってください。応援としてセレスも向かわせます!』

「了解!」

通信を切り、次元港の外に出た直後、飛行許可が下りたという連絡が我々に入った。市街地での飛行魔法の使用は、建造物や航空機などとの衝突、それに墜落事故を避けるために緊急時以外は許可されていない。しかし許可が下りれば飛ぶことは可能だ。

「聞いての通りだ。現着次第、神器回収の任に就く!」

「「了解です!」」「おう!」「はーい!」

我々は防護服へと変身し、主はやてとのデート直後にルシリオンから渡されていた神器の腕輪・“ドラウプニル”を右手首に装着、そして抗争が起こっている現場へ向かうために空へと上がった。

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