暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?-A銃士と挑戦者〜The Crisis of Aces〜
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応だろうな。魔法って言ってもそれはもう科学として次元世界に存在してる。だから管理世界の人にとってオカルトは笑い話のネタみたいになってんだけど・・・。あたしらはルシルが苦しんでる姿を実際に見ている以上、全然笑えない。一尉も私たちの様子に「マジか・・・」頭を抱えた。
「治せねぇのかい?」
「手っ取り早く解決するには術者本人を打ち倒すことだって。それにルシルも連中が持ってる特殊な力で解呪する道具を作ってる」
レーゼフェアに掛けられた呪いを解くため、ルシルは半月かけてモノクル型の神器・“
森羅万象の眼
(
プロヴィデンス
)
”を作った。モノクルなんてかなり珍しい物だから、学校ではすごい人気だったりするってはやてから聞いた。
「そうかい。・・・そんな今の坊主にうちの娘と会わせるのは酷かもしんねぇな」
スバルに、お葬式の時にルシルに言った暴言について謝らせたいって一尉は言った。でもルシルの今の大変さに遠慮気味になっちまった。
「やっぱもうちょい時間空けた方がいいんじゃないかな〜」
「もしあの子がまたルシルに暴言吐いたら・・・アイリ、我慢できないよ」
「一尉。スバルの家での様子はどうなのですか? やはりルシリオンに対しては・・・?」
「・・・まぁ、な。ギンガの方は比較的に精神が大人びてることもあって坊主は悪くないってことくらいは解ってるし、スバルにも謝るように言ってくれてるんだがな。スバルはやっぱ年相応にガキだからな。女房が死んだことの原因が坊主にもあるって考えは変わらなくてな」
「もっと大きくなってからの方が良いかなって、私も思います。無理やり会わせてお互いが傷つくのはちょっと・・・」
スバルがルシルのことを少しでも恨んでるなら、ルシルへの謝罪は成り立たないと思う。少し悩む仕草をした後、一尉は「・・・もうしばらく待ってみるわ」小さく頷いた。
「話を聴いてくれてありがとうなお嬢ちゃん達」
「「「「はい」」」」
「・・・」
一尉と話を終えた後、あたしらは時間も良い頃合いになったことでミッドに降りるための次元港へ向かった。
†††Sideヴィータ⇒シグナム†††
私とヴィータが所属する第2212航空隊と、高町が所属する1018航空隊が、ミッドチルダは北西部・アンクレス地方の演習場にて共同演習を行うため、本局からここ北西部の次元港へと降り立った我々を待ち構えていたのは、「なんだ? 随分騒がしいな」騒々しい構内だった。
「何かあったんでしょうか?」
「向こうの構内モニターが特に騒がしいし、ちょっと観に行ってみようぜ」
ヴィータが構内の支柱の1つに設けられたモニター前にたむろしている人だかりへと駆け出し、私とアイリとリイン、高町も続いた。
「おいおい、大丈夫かよ」
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