マブラヴ
1229話
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と思ってもいいだろう。
「そうか。助かる」
呟く俺の言葉が、部屋の中に響く。
「ふふっ、アクセル。少しは喜んでもいいんじゃない?」
「シェリル」
笑みを浮かべながらそう告げてくるシェリルに、思わず笑みを浮かべる。
確かに喜ばしい事なんだが、何だか実感が湧かないんだよな。
「私達も、シャドウミラーのメンバーがいなくならないってのは嬉しい事だしね」
「時の指輪の効果というのは、素晴らしいと言ってもいいわね。けど、これだけでは終わらないわよ? 今はホワイトスターの中だけしか効果がないけど、いずれはゲートの設置してある世界でならどこででも時の指輪の効果を得られるようにしたいもの」
「さすがはレモン。貪欲だな」
レモンの言葉にスレイが感心したように呟く。
実際、ホワイトスターの中だけということになれば、他の世界で活動していると時の指輪の効果は得られないという問題もある。
ただ、それが出来るかどうかは……正直、微妙だと思ってしまう。
それでも出来ないと言い切れないのは、レモンの能力をこれ以上ない程に俺は知っているからだろう。
これまで、幾つもの技術を開発してきたレモンだ。
更に、他の世界の技術をシャドウミラーに取り込んできたという実績もある。
その辺を考えれば、難しくてもレモンなら……と思ってしまう。
シャドウミラーの武の象徴が俺なら、知の象徴がレモンだと言ってもいい。
「頼む」
「ふふっ、任せておいて。恋人のアクセルの頼みだもの。しっかりと行動はさせて貰うわよ」
艶然と笑うレモンの笑みに思わず見惚れ……この夜はいつもより熱い一夜を過ごす事になる。
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