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転生とらぶる
マブラヴ
1228話
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わっては……」

 イザークとオウカの2人が納得出来ないといった様子で俺の方へと向かって詰め寄ってくる。
 指を鳴らして影槍を作り、そんな2人の動きを止める。

「おい、アクセル! お前、一体何を!」
「アクセルさん、これは一体何の真似ですか!」
「落ち着けって言っただろ。さて、お前達2人の主張はよく分かった。そこでだ、どうせならお前達2人にエルフ達の教官をやって貰おうと思う。厳しいイザークと、優しいオウカ。2人が協力すれば最善だろう?」
「ちょっと待て、オウカと2人でだと!? エルフ達を鍛えるというのであれば、俺がいれば十分だろう!」
「待って下さい、それこそイザークさんがいなくても、私1人で十分です。私に任せて下さい!」
「何を言う! お前が鍛えたとしても、奴等を甘やかすだけでシャドウミラーの実働班として使い物にはならない。それは断言出来る!」

 俺の前で言い争う2人。
 この2人って、ここまで相性悪かったか? 今までにも幾度か話しているところを見た事はあったけど、そこまで相性が悪いとは思わなかったんだけどな。

「とにかく、これはシャドウミラーの代表として俺が決めた事だ。シャドウミラーに所属する以上はきちんと従って貰う。異論は認めない。……構わないな?」
「むぅ……しょうがない、分かった」
「分かりました。アクセルさんがそう言うのであれば……」

 2人ともが不承不承ではあったが、それでも結局は俺の指示に従う様子を見せる。
 ふぅ、エルフ達に対する教官役はいずれつけなきゃいけなかったんだけど、意外なところでそれが決まったな。

「コーネリア、構わないか? 実働班を率いるお前の意見を聞かないで決めてしまったが」

 俺とイザーク、オウカのやり取りを黙って見守っていたコーネリアだったが、特に反対はする事なく頷きを返す。

「ふむ、構わんよ。私もエルフ達の方に誰か派遣する必要はあると思っていたのだ。人選としてムウ辺りを考えていたんだが……」
「は? 俺!?」

 完全に予想外の一言だったのだろう。コーネリアの言葉に、ムウは唖然とした表情を浮かべていた。
 そんなムウの様子が面白かったのか、アウルやスティングは笑みを浮かべている。
 ギルフォードやスレイは寧ろ納得した表情を浮かべていたが。
 まぁ、原作の方でもムウはアラスカで教官をやるという名目でアークエンジェルを降ろされていたんだ。
 その辺を考えれば、コーネリアの選択は決して間違っている訳じゃない。
 いや、寧ろ良くムウの人柄を見ていると言ってもいいだろう。

「そうだ。何だかんだとムウは面倒見がいいだろう?」
「いやいや、俺にそんな大役は……うん、そうだな。イザークとオウカがこの役目にはピッタリだ。面倒見がいいってのはオウカやイ
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