暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1228話
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ゃなかったと思うんだが。
 取りあえず話を逸らした方がいいな。

「火星の方、現在どうなってるか聞いてるか?」
「うん? 基地化の作業が順調に進んでいるらしいと聞いてるが? 時々BETAがハイヴを取り戻そうとしてやって来るようだが、シャドウを出すまでもなく、メギロートとイルメヤで十分対処が可能らしい」

 コーネリアの言葉に、ムウが軽く手を上げて感謝の仕草をしてくる。

「具体的には、いつくらいに基地化が完了するかは知ってるか?」
「さて……どうだろうな。マーズゼロだけであれば話は別だったのだろうが、同時に攻略したハイヴ2つも同時に基地化の作業をしている。幾らシャドウミラーに無人機や量産型Wがいるとしても、その3つを同時にとなれば……もう暫くは掛かるだろう。そもそも、地球のハイヴと違って気密の類も考えなければならないしな」
「だとすれば、もう少し掛かるか」
「どうしたのだ、急に?」

 俺が火星について口にしたのを疑問に思ったコーネリアの言葉に、視線をシミュレータ画面の方へと向ける。
 そこでは、ビームサーベルを展開したストライクダガーがシャドウへと攻撃を仕掛けていたが、あっさりと回避されてビームガトリング砲によるゼロ距離射撃を食らい、破壊されている姿が映し出されていた。

「3日の訓練よりも1度の実戦がより多くの糧になる。かと言って、地球でBETAと戦うとなると他国の許可を得る必要があるし、何よりコーネリアの言う通りに今のエルフ達をシャドウミラーの下部組織として紹介するのはちょっとな。けど、火星なら話は別だろ? あそこは完全に俺達の支配下にあるし、マブラヴ世界の者達がどうしようとしても、絶対に手は出せない」

 まぁ、正確には宇宙で作っているオルタネイティヴ5の遺産でもある宇宙船があれば、火星までいけるかもしれないが……殆どの艦がまだ完成していないのを思えば、その辺を心配する必要はないだろう。
 それに比べると、俺達の場合はシステムXNやフォールドがあるから、移動に関しては気楽に行える。
 つまり火星でBETAと戦うと言うのは、MSの操縦技術に慣れさせるという意味では最善の選択肢でもあった。
 そしてシャドウミラーで使用されているMSは、基本的にシャドウミラーのOSをインストールしている為、PTとかへの乗り換えもそう難しい話ではない。
 勿論機種転換訓練の類は必要だが、全く違う機種でってのよりは大分楽な筈だ。
 まぁ、エルフ達が量産型W以上の技量を持てるようになるのかどうかは、正直未知数だとしか言いようがないけど。

「ああっ、馬鹿! そこは回避じゃなくてバルカンで迎撃だろ!」

 アウルが苛立たしげに叫ぶ。
 シャドウが放ったS-11を使った使い捨てのミサイルを回避しようとして、動いた瞬間に若干の誘
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