プロローグA
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ましたねフォルナ君。」
「誠にすみませんでした!!!!」
謝罪の意を込めて、全力全開で、机に向かって頭を下す。
「本当にもう…このことお姉ちゃん知ったらどうなるだろうな〜。」
「それだけはご勘弁を!命が幾つあっても足りません!」
「いや、どれだけ怖いのよ。」
洒落抜きでフェニモールを怒らせたらダメだ!正直敵に回すといけないランキング1位が不動となりつつあるフェニモールだぞ。
「いやいや、あいつ怒らせたら飯抜きとか普通にあるからな!?それになにより、あいつの作る飯が食えなくなるのが辛すぎる!」
「…これが胃袋を捕まえられた男の末路なのね。」
「うるせいやい!」
テューラが何かかわいそうな目を俺に向けて来るが知ったこっちゃない。
こればっかりは居候を始めさせてもらった日から変わらない思いなのだから。
「まあ、黙ってあげてもいいんだけどねー。」
「…何が目的だ?」
「目的だなんて酷いなー。ちょっと町まで行って欲しいものがあるなーって思っただけだよ?」
「くっ…悪女め。」
「え?お姉ちゃんに誕生日忘れてたこと言って欲しいって?」
「いやー今日はお兄ちゃん何でも買ってあげたい気分だな!!何か欲しいものがあるなら言っていいよ!!」
「流石お兄ちゃん!頼りになるー。じゃあ、今日はエスコートお願いね。先に外で待ってるよ。」
「…。」
テューラはそういうとスキップをしながらリビングを出ていく。
俺はその様子を目で追いかけながら財布の中身を確認するのであった。
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