第10話 大晦日パニック
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ー大輝視点ー
…大晦日も午後6時になった。賑やかになった我が家では夕食の準備が進められていた。いつもは夕食の支度は俺の担当だが《殆どの家事は俺の担当だが》今日だけはリビングのソファーに腰をかけゆっくりくつろいでいた。というのも、鏡音リン・レンの2人がしばらくうちでお世話になるので何か手伝いをしたいのだと言うからだ。最初、俺も断っていたのだが、どうしてもと言うので仕方なく任せたのだ。
…決してラクをしたいとかそういうコンタンはないからな。
ミク「ねぇマスター…本当にあの2人で大丈夫
なんですか?」
隣に腰をかけてぼんやりとテレビを観ていたミクが不意に話かけてきた。
思えばこいつも我が家にだいぶ慣れてきたなぁと思う。最初の頃は結構おどおどしてたんだけどな。え?知らない?そりゃあ…ほら…その辺は割愛されたから…《オイ》
大輝「う〜ん…伽耶もいるし大丈夫だろ。」
大輝「夕食を作るとは言ってもメインディッシュ
はもう作ってあるし、残りの簡単な行程を
任せただけだからな。」
ミク「そうですね〜」
そう言うとミクは意識をテレビに向けた。
ミクは先程風呂に入ったばかりなので、ミクの綺麗なエメラルドグリーンの髪の毛から甘い香りが漂ってきた。
俺は決してフェチなどではないが、この香りは好きだ。多分、ジャンプーの香りなんだろうけどつい嗅いでしまう。クンクン。
ミク「ひゃあ??」
ミク「ちょっとマスター何するんですか??」
アレ?いつもは気づかないんだけどなぁ…《オイ》
大輝「ごめんごめん。でもいい匂いだな。
大変じゃないのか?こんな長い髪の毛
を洗うのって。」
ミク「まぁ大変ですけど…」
ミク「あ??マスターがショートの方がいいなら
私、断髪しますよ。」
大輝「今は遠慮しとくよ。」
ミクが若干顔を赤らめながらサラッとボケてきた。
こいつ…やりおる…
リン「ご飯できましたよぉ〜」
大輝・ミク「はぁい??」
リンちゃんが俺たちを可愛い声で呼んだ。やっぱりボカロなんだな。
リンちゃんの声に聞き惚れていた?俺とは違い、ミクは待ってましたと言わんばかりに食堂へと向かっていった。俺はヤレヤレと言うようにテレビの電源を消してミクの後を追った。
ーリン視点ー
大輝さんの家にお邪魔して半日が過ぎました。ぶっちゃけ最初は緊張していたんだけど伽耶ちゃんは勿論、ミク姉や大輝さんも超いい人ですぐに打ち解けちゃった。今日の夜も女子トークをしながら年を越すことにしてるの。
ちなみに今は、みんなで夕飯を食べています。
お世話になるお礼に作った私達自慢のポテト
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