マブラヴ
1227話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
。それに機種の問題もあるな。聞いた話では、傭兵団が使うのは基本的にMS。だとすれば、実働班に上がってきた時にもMSを使うのか? それともシャドウを?」
「シャドウだろうな。傭兵団の時はともかく、シャドウミラーの実働班ともなれば戦う相手は基本的に強敵が多い。……バジュラクィーンやダークブレイン、ネオ・グランゾンを相手にして、MSでどうにか出来ると思うか?」
「無理だな」
俺の言葉に、一瞬の躊躇もなく断言するコーネリア。
俺も無理だとは思ってるから、おかしくないけど。
「だとすれば、傭兵団から実働班に上がってきた時に機種転換訓練が必要になる筈だ。MSの方もシャドウミラーが手を入れてOSはシャドウミラー用のものになってはいても、やはりPTとMSでは大きく違う。その辺の問題もあるが……それに関しては魔法球を使えば何とかなるか。それに、実働班の人数は量産型Wや無人機以外はどうしても少数精鋭となっている。模擬戦やシミュレータを使った訓練をするにも、人数が多ければ私としても色々と複雑な訓練も出来る。特にアウル達は自分達よりも腕の劣る部下を率いて戦うという経験がないし、その点でもありがたい」
「実働班の方も問題ない、と。……レモン」
最後の1人でもあるレモンへと視線を向けて尋ねると、そこで返ってきたのは悩ましげな態度。
「アクセル、1つ聞くけど、傭兵団をやる際に使うMSはウィンダムとザクでいいのよね。ああ、ザクは2種類あるけど……」
「そうだな、そのつもりだ。折角向こうから譲ってくれたんだし、丁度いいと思う。勿論譲渡されたデータそのままって訳じゃなく、ある程度改修する必要があるけどな」
「その改修は、動力炉をバッテリーからブラックホールエンジンに変えて、テスラ・ドライブを付けるってくらいかしら」
こっちが言う前に大体の見当をつけている辺り、阿吽の呼吸という奴だろう。
「そうだな。武器は基本的にMSのままでいい。ただ、メインの武器でもあるビームライフルはブラックホールエンジンからのエネルギーで撃てる奴だけにしてくれ。ああ、それとウィンダムの頭部と胸部のバルカンは実弾からビームに、それとザクにも頭部ビームバルカンの追加装備を頼む。グロウセイヴァーの時のような感じで。それ以外は基本的にそのままで構わない」
「……なるほど。そのくらいなら今の技術班でもある程度対応出来るわ。どうせ最初から作るんだから、改修作業自体はそれ程難しくないもの。けど、いいの? そうすればSEED世界のMSが一気に時代遅れになるわよ? SEED世界でのMS開発が停滞してしまう危険もあるけど」
まぁ、そうだろうな。
他の機体がバッテリーで動いているのに、シャドウミラーの機体はブラックホールエンジンで動いて、しかもテスラ・ドライブ付きだ。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ