マブラヴ
1227話
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うなので、話を戻すとしよう。
「取りあえずだ。ホドリュー達の要望に関してだけど、政治班的にはどうなんだ?」
「見事に話題を逸らしたわね。……まぁ、それはともかくとして、政治班としては一定以上の実力があって、傭兵団として活躍出来るのであれば全く問題ないわ。暫くはマブラヴ世界での活動になるんでしょうけど、向こうでもそろそろハイヴの攻略を再開するという機運が出て来てるし、同時にBETAの間引きに関しても戦力は幾らあっても足りないでしょうから」
「じゃあ、政治班的には全面的に賛成と考えてもいいのか?」
「……そう、ね。ただソ連に派遣する時は注意が必要でしょうね。あの国は色々と後ろ暗いところがあるようだから、最悪BETAに殺されたという扱いにして、パイロットと機体の両方を接収する可能性は否定出来ないわ。勿論その危険が一番大きいのがソ連ってだけであって、別の国でも同じような事を狙っている人は少なからずいるでしょうけど。オーストラリアや日本、イギリス、アメリカという友好国であっても。……それこそ大東亜連合の某国なんかは、その手の事を普通にしてくるでしょうし」
「シャドウミラーの下部組織という扱いでもか? それを知った上でそんな真似をすれば、最終的に自分達がどんな目に遭うのかってのは分かると思うが?」
考えてみれば当然だろう俺の言葉だったが、エザリアは首を横に振る。
「国の上の方なら、当然その辺を考慮するでしょうね。けど、そこまで責任がなくて自分の欲望に忠実に従う人ってのは、どこにでもいるわ。もし傭兵団を結成するのだとすれば、そういう人達への対処も考えておく必要があるでしょうね」
そこまで言ってから一息吐き、緑茶を飲んでから再び口を開く。
「色々と言ったけど、政治班としては傭兵団に関しては賛成よ。マブラヴ世界での戦力が増えるのに越した事はないし、シャドウミラーとして向こうで交渉をする際にも十分な手札となるもの」
エザリアの言葉に、あやかや千鶴といった面々も言葉には出さないが頷いて同意する。
アットホームな雰囲気ではあるが、一応これはシャドウミラーの最高幹部会議とでも呼ぶべきものであると分かっている為か、俺、レモン、コーネリア、エザリア以外は沈黙を保っていた。
「政治班的にはOK、と。コーネリア、実働班としてはどうだ?」
俺の言葉に、コーネリアが緑茶を一口飲んでから口を開く。
……こうして見ると、コーネリアに緑茶ってのも随分見慣れた光景になってきたよな。
それだけ俺とコーネリアが一緒の時間を多く過ごしているって事なんだろうけど。
「ふむ、そうだな。実働班としては下部組織というのはそれなりに興味深い。そこで一定の実力を示せば、実働班に上がってくるのだろう? ただ、その実力をどうするかというのもある
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