マブラヴ
1227話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
は終了する。
円や美砂を始めとした面々がテーブルの上にある皿を片付け、お茶を淹れてくれる。
いつもは紅茶派の俺に合わせて紅茶なんだが、今日は和食の後という事もあって緑茶だ。お茶菓子はどら焼きと生八つ橋。
最初から最後まで和風で攻めてくるな。
「ふぅ、美味しいわね。……さて、アクセル。そろそろ私を呼んだ本題を聞かせて貰ってもいいかしら? 確か傭兵団がどうとか言ってたけど」
お茶を飲んで一段落した後、エザリアがそう告げてくる。
餡子の入った生八つ橋を飲み込み、緑茶で口をさっぱりさせてから、頷く。
「そうだ。ホドリューからの要望だ。現在エルフ達がストライクダガーやダガーLを使って操縦訓練をやっているというのは知っていると思うが、もう少し腕を上げたらシャドウミラーの下部組織という扱いで傭兵団をやってみたいらしい」
「それは、やっぱりアクセルの為にかしら?」
確認するようなレモンの言葉に、頷きを返す。
ハイエルフ、エルフ、ダークエルフといった風に、ホワイトスターには3種類のエルフ達がいる。
そんなエルフ達が、混沌精霊である俺を崇めているというのは当然皆が知っている事実だ。今更それを誤魔化そうとは思わない。
それでも俺は崇められるのが好きじゃないと知っているだけに、エルフ達はそれを表に出す事は殆どないが。
「そうらしい。俺は戦場で真っ先に敵に突っ込んで行くし、ニーズヘッグの性能もあって戦場の中でこそ一番目立つ。エルフ達としては、そんな状態の俺と一緒に戦場を駆け抜けたい……と思っているんだろうな」
「エルフって、襲われた時はともかく、自分達の方から攻撃するような好戦的な存在じゃなかったと思うんだけど……ご神体の影響よね?」
「ご神体扱いはやめてくれ」
からかうように告げてくるシェリルに、うんざりと言葉を返す。
「ふふっ。別に嫌われてる訳じゃないんだし、いいじゃない?」
「崇められるってのは、シェリルみたいに慣れてないとかなり負担なんだよ」
マクロス世界で銀河の歌姫として活動していたシェリルだ。そんなシェリルを崇めるような思いでいた者は決して少なくはない。
そういう意味では、コーネリアもブリタニア皇族として崇められているような存在だったのか。
「アクセル、お前はもう十分に崇められていると思うぞ。特にマブラヴ世界では、お前がBETAを大量に殺しているのをその目で見ている者が大勢いるのだからな」
今更遅い、と告げてくるスレイ。
確かにそう言われればそうなんだろうけど……個人的にはあまり面白いものじゃないんだよな、崇められるのって。
寧ろ、ニーズヘッグとかの活躍からとなると、マブラヴ世界以外でも……いや、この辺の話を進めると、俺にとって色々と面白くない事態になりそ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ