暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜アサシンとなった少年〜
その日、少年は再び孤独となる
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

「!?」

アルズは、平原で目覚める。

「ここは.....どこだ.....?」

立ち上がり、メニューを開くと、なぜかノイズがかかったウィンドウが現れる。
タッチしてもなんの反応もない。
装備はフードまでちゃんとついている。
腰には左右に刀と短刀がある。

「・・・」

アルズは辺りを見回す。すると___

「!?」

1人の少女が立っていた。
しかし、その姿にアルズは驚きを隠しきれない。

「嘘....だろ....?」

「久しぶり、アルズ君」

そう言い、赤いローブにフードを軽く被った少女は微笑んだ。

「ユウ......?」

夢であって欲しくない。
そんな想いが、アルズの心を蝕む。

「どうしてここに.......」

「アルズ君の.....せいだよ?」

「......どういう......?」

すると、その少女____ユウは、クナイらしき武器を取り出した。

「復讐って言ってるけど....ただの罪滅ぼしだよね?」

「ッ!」

アルズは動揺する。

そうなのか?
いや、これは復讐だ。
ユウを殺した彼奴らへの.....
そうだ、ユウは死んだんだ。

_____だとしたら、今目の前にいるのは.....?

ユウはもう一本クナイを取り出し、アルズに向かって歩いてくる。

「!?」

突然、ユウが急接近し、クナイでアルズを斬り裂こうとした。

アルズはそれを反射的に避ける。
両手には、無意識の内に抜刀された武器が握られていた。

「私を....殺せるの?」

「グッ......」

アルズはその言葉に怯む。

「クッ.......無理......だ......」

アルズは武器を落とした。

すると____

「!?」

ユウが高く舞い、クナイをアルズに突き付けようとしていた。

「グッ」

アルズは直ぐに反応出来ず、ユウにマウントを取られる。
咄嗟にクナイを止めたが、そのクナイの真下には、アルズの喉がある。

「ユウ.....!!」

「アルズ君のせいだよ?あなたのせいで.....私は死んだの.....」

最後に笑い声が聴こえ、アルズの視界は真っ暗になった。

--------------------------------------------------

「ユウ......」

そんな言葉と共に、アルズは宿のベッドの上で目覚める。
大量の汗をかき、涙を流していた。

「ユウ.....?」

「ア、アルズさん!?大丈夫ですか?!は、入りますよ!?」

扉の外で、シリカが叫ぶ。

バタッ

勢い良く扉が開き、シリカが入ってきた。


[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ