第四十三話 本郷少佐!名前から決まった探偵勝負!!その一
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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
第四十三話 本郷少佐!名前から決まった探偵勝負!!
二人は今海音寺潮五郎の本を読んでいた、それぞれ。
そしてだ、こう話した。
「やっぱり海音寺潮五郎って面白いな」
「ああ、痛快だな」
「本郷義昭の活躍はな」
「本当にいいな」
「まさにスーパーヒーロー」
「戦前の日本のな」
当時はそうであったのだ。
「最強最高の探偵」
「ジェームス=ボンドみたいなな」
「紺碧の艦隊にも出ていてな」
「あとケンペーくんにも出てたぜ」
ケンペーくんでは老人になっている。
「今も知っている人は知っているヒーロー」
「いいヒーローだったんだな」
「この活躍がいいな」
「すげえ面白いぜ」
「今も子供も読んで欲しいな」
「是非な」
こう話していた、二人で。
そしてだ、尚智が尚武に言った。
「俺達もこうなりたいな」
「そうだよな、探偵になってな」
「難事件を解決して」
「そして悪人共も倒してな」
「女の子達に大人気」
「もてもてだぜ」
いつものことだった、話すことは。
「それでハーレム」
「酒池肉林」
「美女に酒」
「全部楽しみたいな」
「是非な」
「そうしたいな」
こう言うのだった、だが。
その二人にだ、急にだった。
あの黒服の男達がだ。囲んだうえで言ってきた。
「いきなりだが話だ」
「先生がお呼びだ」
「今から来てもらう」
「無理にでもな」
「ああ、またですか」
「また仕事ですか」
現実に戻った二人は不満な顔で応えた。
「何ていうかですね」
「ヒーローに休息はないんですね」
「常に悪と戦う」
「そうした運命ですね」
「そう思うのなら勝手にしろ」
実に突き放した返事だった。
「君達の中でそう思うのならな」
「じゃあそう思います」
「俺達はヒーロー」
「そう思いますから」
「それでいきます」
「ではな、ところでだ」
男のうちのリーダー格が二人に尋ねた。
「君達の次だが」
「次?」
「次っていいますと」
「ボーナスで写真集とDVDを手に入れているが」
二人の常である。
「次は誰だ」
「ああ、今回のですね」
「ボーナスの写真集とDVD」
「それが誰jか」
「そのことですね」
「今回は誰だ」
リーダーは二人のその写真集とDVD、ティッシュが散乱している部屋を見回しつつ問うた。他には漫画やゲーム、ライトノベル等も散らばっている。
「一体」
「そうですね、安めぐみさん」
「あの人ですかね」
二人は少し考えてから答えた。
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