第38話 一か八か
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同時に高杉の動きがぴたりと止まった
「近藤さん!!どいて!!」
死を覚悟し目を閉じていた近藤は、土方の声で正気に戻り飛び退いた。
「高杉!!」
土方は気合を込め典太を上から下へと振り抜いた。
高杉は、初め笑っているような顔をしていた。が、徐々に真顔に戻っていた。そして、土方の典太により真っ二つに裂け、地面へと崩れ去って行った。
高杉もまた、以蔵と同じく灰となり消え失せて行ってしまった。
「やったな、としさん」
近藤は肩で息をしている土方の胸に拳を軽く打ち付けた。
「あぁ。だが・・・・・・」
「そうだな、としさんの言わんとしていることはわかる。俺も聞いた」
近藤は土方に向かって頷いた。
(あれは銃声。だが、誰がいったい?それに普通の銃では化け物達は止められない。まさか、こいつと同じものなのか)
土方は典太をじっと見つめた。
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