暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第1章:平穏にさよなら
閑話2「幸せになる資格」
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デン《shrine maiden》!セットアップ!」

〈Standby ready.Set up.〉

  再び光に包まれる。今度は私も中心となってだ。

〈マスター、防護服を思い浮かべてください。私が最適化します。〉

「ええっ!?えっと....!」

  防護服といきなり言われても、そう簡単に思い浮かばない。
  だからか、私は防護服というより、ある服装を思い浮かんだ。

〈バリアジャケット、展開。〉

「えっ!?あ.....。」

  思い浮かべてしまった通りの服装になり、やってしまったと思う。
  ちなみに、思い浮かべたのは私の容姿と似ていたリトルバスターズの能美クドリャフカの制服姿だ。.....キャラだけ知ってて、作品は知らないけどね。似てるからって思い浮かべてしまった...。

〈来ます!構えてください!〉

「えっ...きゃぁあっ!?」

  手に十字架を模した青いラインの入った白い槍がいきなり現れ、さすがに怯みから回復した思念体が腕を振ってきた。
  それを咄嗟に槍の柄で受けて、少し後ずさる。

〈臆する事はありません。マスターが負ける事はありませんから。〉

「で、でも....。」

  未知の相手なうえ、実戦経験なんてあるはずのない私からしたら怖い。

〈想いを強く、敵を打ち倒す力を強くイメージしてください。〉

「う、うん....。」

  再び振り上げられる腕を見て、それを打ち払うイメージをする。

〈イメージの通りの動きを。〉

「....やぁっ!!」

  腕が振るわれると同時に、槍を振う。

「グォオオッ!?」

「や、やった...!?」

〈まだです!しかし、怯ませました。今の内に封印を...!〉

  封印と言われても、どうイメージすればいいか分からないため慌ててしまう。

〈敵が静かに、大人しくなるように祈りを込めて....撃ってください。〉

「撃つの!?」

  封印(物理)のような発言に、つい突っ込んでしまう。

〈マスターの思い描く魔法を。後は私が実行します。〉

「わ、分かった....!」

  言われた通り、大人しくなるように祈りを込めて、槍の穂先を向ける。

「グゥォオオ....!?」

  思念体はまだ怯んで....あれ?動けなくなってる?
  ....まぁ、チャンスかな。

「....“ホーリースマッシャー”!!」

  穿つように白い砲撃が放たれる。それは、あっさりと思念体を飲み込み...。

〈ジュエルシード]](20)、封印完了しました。〉

「お、終わった....の...?」

〈はい。マスターの勝利です。〉

  その言葉に、私はその
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