トリップ二年目
第二章 ボーダー隊員と私の友人
第一話 文系、理系・・・
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わ〜」
「菊地原とか風邪引いたら、喜んで学校休みそう。」
「それ、わかるわ〜」
「秀次とか風邪引いたら、即病院行きそうじゃん?」
「それ、わかるわ〜って米屋!?」
今までみかんと話していたはずでは?
ちゃっかりポテチ食べやがって。
みかんの不愉快そうな顔が・・・
「米屋、食べるな。
それに三輪はペット飼って、姉の名前をつけるタイプだ」
あの、みかん?
三輪くんいないからっていじめてません?
米屋も米屋で真剣に妄想するな。
可哀想だからな!!
「みかんは動物を飼いたい?」
「うん。」
あ、意外。まさか蛙?解剖?
回答は意外にも犬でした。
「犬か〜散歩とかめんどいじゃん」
「赤犬はうまいらしい」
違う違う!!
「みかん、buy(買う)じゃないよ!?
お世話したりする方だから!!」
「あ〜そっち。犬は赤犬・・・
猫は三味線」
あぁ、時枝先輩(うちらが先輩なんだが)いなくて良かった。
猫=三味線思考止めようか。
歌川くんは犬派だったね。
みかんは思い付いたらしく、高々と答えた。
「亀と金魚」
「あのさ、聞いていい?」
米屋は恐る恐る訊ねた。
「同じ水槽に入れるつもり?」
「うん」
純粋に『うん』はないだろ。
やめて、何かと危ないから。
なぜ、同じ水槽に入れたいんだよ。
「亀も生態観察。
亀も人みたいに食べ飽きるのか。」
「「何匹金魚入れるんだよ」」
50匹とか入れたがりそう。
みかんは真剣に言う。
「餌用金魚は安いから」
「あ、とうとう禁句言いましたね」
「やべーやべー。
話変えようぜ。体育会系は熊を飼うか、飼わないか」
『熊の食費代から飼わない』ってみかんが言ったら、話、終わるじゃん。
と、思ったら・・・
「犬じゃないかしら。」
「犬?」
「自分でフリスビー投げて、犬より先に取りにいく」
アホか。
わざわざ馬鹿するために犬を飼うなよ。
犬が可哀想だからな。
「誰がやるのよ」
「太刀川さん?」
「「だから太刀川さんいじめやめろ」」
みかんってひどいやつじゃないんだけどな。
なぜかそう見える。
「米屋、それよりポテチ食べないで」
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