音速越えし者
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幻想時空録6
「心外ですねぇ。隊長が巻き込んだくせに・・・」パンツァーファーストX4(クロスフォー)
を担いで言った。「まぁいい。ここの屋敷に俺の仲間がいる。援護しに行くぞ。」
そう言うとガキのようにプクっとほおを膨らまして不満げに言った。
「嫌です。ここの面倒事に巻き込まないで下さい。」こうなるとテコでも動かない。
「そうカッカすんなよ。敵が強いんだから!」この言葉は命令を聞かない竜賀を動かす
決まり文句だ。仕方なくAPS(加速貫通砲弾 Acceleration Penetrate Shell)を積めて
「さっさと行きますよ」と捨て台詞を言ってジェットパックで飛んで行った。
「その気になるとはえぇんだよなぁアイツ・・・」と言いつつ自分も飛んでいった。
一方図書館では霊夢と魔理沙が止めを刺されようとしていた。
「よくここまで抗ったわね・・・でもここまでよ」レミリアがオレンジに輝く大鎌を
振り上げた。「そこまでだクソロリ!」ブォォン!と風を斬る音が聞こえると、
その瞬間に、図書館の本棚が5つ斜めに斬れた。「!?」パチュリーが扉の方を睨むと、
足に炎を纏った二人の男がタバコを吸っている。パチュリーを見るが速いか、
同じ足を前に出す独特の構えをして此方に走ってきた。「むぅ!」唸って魔法攻撃を仕掛ける。
が、その瞬間にその二人が蜃気楼のように消え去った。すると、耳元で囁く声が聞こえた。
「音速は1000kmだ。光速は約1兆5千億km/s。俺の速度は1兆km/s てめぇの攻撃は500km。
お前の後ろにはいない。」んな馬鹿な事があるか!と後ろに振り向くと、後ろには
図書館はなく、外の景色が広がっていた。アイツの回し蹴りで図書館が吹っ飛ばされていた。
すると、レミリアの「あっ!」という声が聞こえると同時に頭に音速の蹴りが入った。
幻想時空録7話へ続く
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