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幻想時空録
鬼の門番

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幻想時空録4

「不審者は生憎通せませんので・・・」次の瞬間目の前に拳が迫っていた。
「!?」驚きながらも後ろに高速移動した。常人の目には瞬間移動に見えるだろう。
「貴方・・・何者ですか?」普通に言うのも何なのでマリサのセリフを真似てみた。
「俺は真道寺正助!普通の軍人だぁ!」相手が構える。それを鏡で写すように、俺も構えた。
「フゥゥ・・・・」タバコを一吸いして地面にすてる。落ちたタバコが地面につく。
ついた瞬間が決闘の合図だった。地を一蹴り。どんどん近づいていく。後から考えれば、
これが最初の間違いだったのだろう。「ムガァ!?」
一方霊夢とマリサの二人はレミリアとパチュリーと交戦中であった。
レミリアが弾幕を撃ってきた。札で数発叩き落とし、陰陽玉を投げつける。
が、上に上がるほどに速度が落ちていき、レミリアに平気で避けられてしまった。
「っく!」おかしい、レミリアは低空で飛行しているのに陰陽玉がとどかない。
パチュリーが魔法でもかけているのだろうか?いや、パチュリーはマリサの相手をしていて
こっちには見向きもしない。「一体だれが?」そう呟いてふと階段に目をやると、メイド服の
女が立っていた。「!?」あそこには誰もいなかったはず、音もなくどうやって?
只一つ解るのはあのメイド服の女が厄介な敵だということだけだ。?
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