第40話 夕闇の砂漠
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目付きもキッと、鋭くしながら言うとハルピュイアは苦笑した。
ルインの顔は同僚であり、姉弟でもあるレヴィアタンにそっくりだ。
いや、ルインは自分を含めた四天王の母なので、正確にはレヴィアタンがルインに似ているが正しいか…。
あのレヴィアタンならば絶対にしないであろう無邪気な表情にハルピュイアの沈んでいた心が少し浮上した。
「……そう、ですね…気をつけます。」
「せめて…傷が完全に治るまで寝ていて…レジスタンスに君を攻撃する人はいないからさ……」
「ハルピュイア。オメガの攻撃を受けた君のことを誰よりも心配していたのは彼女だ。反対するレジスタンスのみんなに頭を下げてまで君の修理を頼んだんだ。君を助けたい一心で…せめて傷が治るまで安静にして欲しい…。私達を信じてくれないかな?」
「…………世話に…なる…」
少しの間を置いて、ハルピュイアはメンテナンスベッドに横になった。
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