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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
EXTRADUEL1 外国から来た少年
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『また絶対……絶対遊ぼうね!!』
「………懐かしいな」
久し振りに小さい時の夢を見た。親父の友人が重傷を負ったと聞き、わざわざ海外の日本まで駆けつけたのだ。
その時に会った1人で遊ぶ女の子。
「名前なんだっけな………まあ嫌でも会う羽目になるか………」
窓から覗ける暗い空の景色を一望しながらバルト・ベルバインは小さく呟いたのだった………
「おっ、来た来た」
空港のエントランス。搭乗口から降りてくるお客を見ながら高町士郎は小さく呟いた。
探していた人物は身長165cm程の金髪で白人の少年。
「お久しぶりです」
「おっ、前の時よりも日本語上手くなったね」
「小さい時から英語と同様に勉強しましたから」
「大きくなったのは当たり前か。ちょっとは落ち着いたかな?」
「はい………」
と少年は申し訳なさそうに俯く。今回日本に来た原因はこの少年に問題があったからだ。
「まあ安心するといい。日本も、これから行く海鳴市もとても良いところだよ」
「はい……」
若干不安も入り混じっている様な返事だが士郎は気にしなかった。
「それじゃあいこうか、バルト君」
「はい………」
「お父さんは元気かい?」
「はい………」
車内で会話は士郎が質問をしてバルトが素っ気なく返すのを繰り返しているだけだ。
高町家までは約2時間ほど。それでもバルトは居心地は悪くは無かった。
(あの家に居るよりかはよっぽどマシだ………)
バルトの家、ベルバイン家は古くからある由緒ある家だ。3人居る兄は皆、それぞれ天才であり、既に自立したものもいれば、ベルバイン家が経営するベルバイン・コーポレーションの重役としてしっかり仕事をしている。
その中で歳の離れたバルトは1人孤立していた。
歳が離れていた事もあるが、出来た兄と比べられ、兄ほどの頭脳が無かったバルトは日に日に兄達の風当たりが強くなっていった。
しかしバルトにも他の兄と比べても秀でている部分があった。
それは身体を動かす部類である。
類い稀なる運動神経の持ち主だったバルトはどのスポーツをやらせてもトップレベルの動きが出来る。だが、本人が興味も無ければ、残念な事にそれを生かす様に道を進める者はベルバイン家には誰もいなかった。そしてその内、耐えきれなくなったバルトは荒れていき、気が付けば近くの街の不良をまとめてしまうほど暴れまわっていた。
『この家の恥知らず!!』
『貴様は生まれてくるべきじゃ無かった!!』
兄に罵られてもバルトには何も響かない。既に心には家の事な
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