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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
EXTRADUEL1 外国から来た少年
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で入院してた時になのはと公園で遊んでくれてたんじゃなかったかしら?」

そう言われるとバルトの眠った記憶が少しずつ蘇ってくる。








『オイ』
『えっ?』
『何デ……1人?』
『え、えっと………』

あの時はまだ日本語が完璧じゃなかったから片言だった。恭也や美由希は海外にも言ったこともあり、英語で話をてくれた。しかし末っ子のなのはは違った。

『あ、あの………』

いきなりやって来た父親の親友。初めて会う外国人。なのははすっかり緊張していた。

『1人デ暇そう…なら、俺と遊ボウ』
『えっ、なのはと遊ぶの………?』
『他二誰がイル?』

バルトの言葉になのはが周りを見るが見事に誰もいなかった。

『うふふ、そうだね!!じゃあ何して遊ぶ?』









「ああ、あの幸薄そうな女か………」
「えっ?」
「ああ、いや………」

無意識にいつもの口調が出てしまい、慌てて直す。気をつけなければならない、あの家に帰るのならここに居た方がずっとマシだ。

「学校もあの子と一緒の学校よ。バルト君の他にも外国の人を受け入れている学校だから通いやすいと思うわ」
「そうですか」

出発する前に父親に見せてもらったパンフレットを思い出す。

(確か海聖小学校だったか?)

名前と学校の写真を見て、直ぐにゴミ箱に放り込んでしまったが、何となく覚えている。
しかし学校の校風やどんな教室があるとか全く分からなかった。

(………まあ関係ないか)

そう思いながらバルトは自分の部屋へ入って行った………

















「………」

何となく覚えのある道を歩きながら周囲を見渡す。
荷物を早々に部屋に置いたバルトは散歩してくると言い残し、外へ出た。迷うかもしれないと携帯を渡されたのみ、他は手ぶらである。

「ここか………」

目的も無く、フラフラ歩いていると、先ほどの会話で思い出した公園へと着いた。

「懐かしいな………」

と呟くものの、先ほどまですっかり忘れていた思い出だ。エピソードらしい話も無く、ただ幸薄そうな女の子の相手をしていただけという認識しか持っていない。

「………ほう、初めて見る顔だね」

不意に声を掛けられ、そちらを見ると、白衣を着た紫の大人がベンチに座り、アイスを食べていた。

「………今は平日の14時過ぎなんだが?」
「いやいや、別にリストラされたのを誤魔化す為に暇つぶししている社会人では無いよ。研究に没頭し過ぎて気分転換に散歩しているだけさ」

そう言われると何となく納得出来た。確かに研究者の様な
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