出会う事の無かった筈の闇と闇の出会いと師走の帝都
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黒乃巣会首領天海が、帝国華撃団との戦いに敗れ、2ヶ月が過ぎていた。
黒乃巣会幹部で、ただ一人の生き残りである。葵叉丹は、地上から姿を消して、自分の計画を進めるべく進行していたある日、叉丹は思いもよらない人物を見つけるのだった。
「こ、これは、まさかこんな事をがあるとは、もう一人の自分を見つけるとはな」
「そう言えば、刹那が倒された直後、不可思議な現象もがあった、これもその影響なのか?」
叉丹が考えていると、もう一人の自分が目覚めた。
「こ、ここは一体?」
「目覚めたか」
「!!もう一人の俺だと!!」
「ああ、俺はこの世界の葵叉丹だ、そしてお前は並行世界の俺なのだろ」
「何を馬鹿な事を、言っている?」
「並行世界だと、馬鹿馬鹿しい」
「お前が認めようが認めなくても、現実さ」
「それでは、俺は元の世界に戻る事は、出来ないのか?」
「さあな、だがお前にとってもこの世界は、悪くないと思うがな、山崎よ」
「何故俺の名を・・・」
「暫く俺と行動を共にしろそうすれば、この世界の事が、わかるだろう」
「わかった、お前と行動を共にしよう」
こうして出会うことの無かった二人が出会ってしまった。
この出会いは、やはり並行世界の人物である真宮寺姉弟との出会いの影響なのか?
この事は、誰も知らない。
二人の出会いから1ヶ月が過ぎた。
太正12年12月・・・
大帝国劇場
支配人室・・・
「直哉はん、ついに完成したで」
「紅蘭本当に、お疲れ様」
「うちも楽しかったさかい」
「所で名前は、どうします?」
「桜武と言うのは、どうかな?」
「桜武か・・・良いんじゃないですか?直哉はん」
「さくらちゃんの名前から取っただけどね」
「いや、シンプルでいいと思うで、それに直哉はんのおかげで、新機体も8割完成したしな」
「そう、でもこれらは光武が通用しない時に出すようにしてね」
「神武と桜武を使わないのが、ベストだけどね」
「そうやな」
「直哉君、紅蘭いるーー?」
「あ、いた早く二人共来てよ、クリスマスパーティ始められないから」
「そう言えば今日だったね、紅蘭行こうか」
「はいな」
お待たせ、さくらちゃん」
「もう直哉君遅いよ、皆待ってるんだよ」
「これで許してさくらちゃん」
直哉はさくらに、クリスマスプレゼントを渡した。
「直哉君これは?」
「僕からさくらちゃんへのクリスマスプレゼントだよ」
「開けていい?」
「いいよ」
さくらはプレゼントを開けるとそこには、赤いリボンと、ピンクの手袋が入っていた。
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