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なんだかんだ言ってるけど結局の所、大天使様も〇〇なんだよね
二つの世界の交わり
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付いた。」
リリヤは雪乃に言った。
「...ミサっ!場所は海の真上!アリスの鏡の磁場が切れたら真っ逆さまだよっ!...ここは蓬莱かい!」
カツェはミサに報告した。
「カツェさん!直也様が起きません!治癒魔法は使えませんか?」
「ミサ、残念だけど私には無理だ。私は下界の民...天界とペリア以外で大きな魔法は使えんのだよ。本来なら少し使えるけど鏡を通った後だから...」
カツェは残念そうに言った。
そこに
「...おーい!ガブリエルの家長さーーーん!」
その声にミサは頭をあげた。
(...この声...!リリヤ様!)
「先輩!大丈夫ですか!?今雪乃が行きますからね!」
二人は揃って磁場の上に止まった。
「...リリヤ様っ!こんなところにおられたのですね!!もう会えないかと...」
ミサはリリヤに膝をついて言った。
「ミサ、その者が勇者なのだな?...息をして居らんのか!?」
リリヤは驚きの声を上げて
「お姉ちゃん!早く石を!今はお姉ちゃんしか治せないっ!」
(...先輩は私が助ける...!)
雪乃は直也に近づき、石をにぎった。
意識を集中させ石は紅い光をより強くした。
「...ミハエルの天使とその半身よ、その男を我に渡せ...!」
いつの間にかケルベロスは5人の上空に浮遊していた。
「...ケルベロスよ、残念だがそれは出来ないっ!」
リリヤは自らも羽根を羽ばたかせ浮遊した。
「...その男を連れて帰れば...!ハーデス様は解放されるのだ!そこをどけっ!」
ケルベロスは牙を剥き出しにしてリリヤに飛びかかった。
その時、リリヤは飛びかかって来るケルベロスの頭に向かって真っ直ぐ飛んだ。
そしてケルベロスの額に手の平を当てた。
「...ハーデス様...」
ケルベロスは呟いた。そしてゆっくり4人の居る磁場へと降りてきたのであった。
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