暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1226話
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実働班に入れる訳にはいかない。

「そこで……皆と相談したのですが、もう少し私達の操縦技術が上がったら、実戦に参加させて貰えないでしょうか? 生身での訓練もそうですが、やはり実戦というのは自らの力を鍛え上げるには最適の環境です」
「……本気か? 実戦に出るって事は、死ぬ奴が出てくるかもしれないんだぞ? お前達はそれを望むのか?」
「勿論今すぐという訳ではありません。皆が最低でもダガーLを……可能であれば、それすらも完全に乗りこなせるようにになってからの事です。また、その場合には実働班という扱いではなく、シャドウミラーの下部組織の傭兵部隊という扱いにして貰えると、私達としても嬉しい限りです。傭兵部隊として腕を上げ、それで実働班に所属出来るレベルになったら、実働班に上げて貰えれば……」

 なるほど。ホドリューが言っているのはかなり乱暴ではあるが、確かにシャドウミラーにとって大きな利益となりそうだ。
 国家ではないが、野球やサッカーなんかでも1軍の下に2軍や3軍といった下部組織がある事は珍しくない。そこで実力を発揮して上に行くというのは、寧ろ普通だろう。
 そう考えれば、ホドリューの言っている事はおかしくはない。
 それに……ホドリューの話を聞いていて、ふと思いつく事があった。
 ストライクダガーに、ダガーL。それらの機体を乗りこなしてきたエルフ達が次に乗るべき機体として、ウィンダムやザクが相応しいのではないかと。
 ロゴスやザフトから譲渡され、全く使い勝手がなかった機体。
 それを有効利用出来るのではないか、と。
 勿論それらの機体を使う以上、ある程度はシャドウミラーの技術で改修する必要はあるだろう。
 それに傭兵をやると言っても、現在戦闘が起きる可能性が最も高いのはマブラヴ世界だ。
 で、そうなれば戦う相手は基本的にBETAとなる。
 MSだけに、光線級や重光線級のレーザーは防げないが……その辺は、テスラ・ドライブを搭載してやってEフィールドを装備させればいい。ブラックホールエンジンも、G元素の触媒なしの方であれば問題なく制作は出来るから、G・テリトリーの装備も可能だ。
 ……ふむ、BETAを相手にこの2つのバリアがあればまず撃墜される事がないというのは、これまでの戦いが証明している。
 それに、MSをそれぞれ使うということは、ストライカーパックの開発も進むだろう。
 そう、つまり現在開発が止まっているシャドウを含むPTの追加兵装に関しても刺激となる可能性は高い。
 なるほど、こう考えると中々にいい提案ではある。
 ただ、問題がない訳でもない。
 例えば運用母艦だ。
 傭兵団という形になる以上、母艦となる戦艦とかは必要になるだろう。だが、今のシャドウミラーに使用出来る艦は存在しない。
 トライロバイト級があるに
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