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リリなのinボクらの太陽サーガ
ビギンズナイト
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法……僕達のとは違う、機械の魔法……」

とりあえず彼らが魔導師であるのがわかったとして、ジャンゴはもう少し判断材料を増やすべく、周囲の状況などから彼らの行動や目的を推察しようとする。その時突然、部屋向こうから扉が開く音が響いて、中から奇跡的に生き残っていた患者と思われる男性やナース達が恐怖にまみれた表情で謎の部隊に泣きついていった。

「た、助けてくれ! 化け物が、アンデッドが―――――!!」

ドンッ。

「え……!?」

その驚きの声はあの患者だけでなく、隠れて見ていたジャンゴ達も同様だった。助けてほしいと縋り付いた彼らを、謎の部隊の人間はあろうことか……何の躊躇も無く殺傷設定の魔力弾で胸を撃ち抜いたのだ。

「あ……あんた達、俺らを助けに来たんじゃ……」

「暗黒物質に汚染されたと思しき者は全て抹殺する。次元世界の平和のためだ、悪く思うな」

「そ、そんな……嘘でしょ……!」

「お願いだ、死にたくない……!」

ドドドドドドドドンッ!

「ぐぁああああ!!!!」

「きゃああああ!!!!」

無慈悲に魔力弾の斉射を受けた彼らの断末魔が響き渡り、その光景を目の当たりにしたなのはは呆然とし、ジャンゴは眉をしかめる。暗黒物質に汚染された場合、普通の人間は瞬く間にアンデッド化する。そしてアンデッドとなった者を救う方法はまず無い。だからこそ、吸血変異が懸念される人間を変異する前に葬るのは、被害の拡大を防ぐ意味では一応間違ってはいないのだ。

しかし彼らはどうも何かが違う、故に味方じゃないとジャンゴが判断したその時、アンデッド群の後ろの方で地下から凄まじい業火が立ち上り、何かが床を突き破って出てきた。それは先程、ジャンゴ達がやり過ごした炎のイモータルだった。

「そうか。人間ども……やはり貴様らが……こうなったら力づくでも返してもらうぞ!」

「な! イモータルがいるなんて聞いてないぞ!?」

「全部隊、奴に一斉攻撃! 決してひるむな!!」

「ふん、こそばゆい。貴様らごときの攻撃なぞ、我には全く効かんわ!!」

大量の魔力弾を浴びながら全く動じずに炎のイモータルは懐からボウガンを取り出し、火矢を無数に発射する。アンデッドの頭上を飛び越えていくつかはシールドやシューターで迎撃されたものの、矢は彼らの何人かに針山のごとく突き刺さった。しかし生き残った者達はすぐに態勢を立て直して攻撃を再開し、イモータルや他のアンデッドとしのぎを削る。

そんな戦いが繰り広げられる隣で、ジャンゴ達はどちらにも見つからないように物陰を盾にしながら外へ向かっていた。彼は背中で未だに呆然としているなのはに掛ける言葉が見つからず、今はとにかく安全な場所まで逃げる事に専念しようと決めたのだ。

「(話には聞い
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