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なかったことに
2部分:第二章
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それでは」
 役は警部の言葉に頷いた。そして本郷もだ。
 警部を入れて三人で屋敷の中に入る。するとすぐにだ。
 大柄で肥満した青年が出て来た。彼はだ。三人をじろりと見てからだ。こう言ってきたのだ。
「何だ、また来たんですか」
「はい、そうです」
 その通りだと答える警部だった。

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