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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
リクエスト5!『体育祭』!
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るんだっ! 」

しかしトウイは安定の復活をし、すぐに起き上がって走り始め、先生方を置き去りにした。

「やらせんぞ若造っ! 」

しかし黒い棒を投擲され、見事にトウイに直撃してまたノックアウトされた。
どんだけノックアウトすんだよお前。

「トランザムっ! 」

あっ、シリーズ変えやがった。

「「トランザムっ!! 」」

「お前らもかい」

先生方は黒い棒を失ってしまったため止めることが出来ず、ランナー達は先生方を通り過ぎていった。そうしている内にトウイからバトンを受け取り、俺は冷たい目線でトウイを見下ろし、走り始める。

「さてっと、俺はどんな目にあうのやら…………せめてトウイの同じやつだったら楽なんだが」

俺がコースを走っていると、なぜか中間にテーブルが置いてあり、そこには十枚の紙と看板があった。内容は『紙の内容を実行せよ』だった。
あれ?デジャブ?

「………………ろくなことがないな本当に……」

てきとうに一枚の紙を取り、中身を見る。………………ハッハッハ!俺アンカー放棄していいかな?
グラウンドから抜けようとすると、突如周囲から殺気を感じた。その殺気の元を見てみると、クラスの連中からだった。土まみれになったランナー。オイルまみれになったランナー。水浸しになったランナー等…………。

「逃げたら死ぬな。確実に」

腹を括るしかないのか…………。
小さくため息を吐き、クラスの待機場所へと向かう。

「シノ。ちょっと来てくれ」

「へっ? 」

シノは不思議そうな顔をしながらもこっちに来た。

「それで、どうしたのよ?まさか紙の内容って………………」

「そのまさかだ。失礼するぞ」

シノをお姫様抱っこで持ち上げ、ゴールを目指す。紙の内容はこうだった。

『学園No1のトオサカ シノ様へのお姫様抱っこ』

「すぐにゴールするから少し大人しくしててくれ! 」

シノは言われた通り大人しくし、そのままゴールへと向かう。係員の生徒からはもはや舌打ちというか、殺意満載の顔を向けられながら荒々しく一位とかかれたフラッグを渡された。

「悪いなシノ。またこんな目に会わせちまって」

「まさか一日に二度もこんな目にあうとは思わなかったわ………………」

「まあまあシノさん。結果、そのおかげで勝てたんだから」

トウイがひょっこりと現れると、その背後からクラスの連中の雄叫びがグラウンドに響いていた。

「ほら。皆優勝出来て喜んでるんだしさ」

確かにクラスの連中は大喜びだ。嬉しさのあまり上半身裸でジャージを振り回している奴がいる程に。その様子を見て、思わず笑う。

『発表します。集計の結果、優勝は五億二十三ポイントを取得した、一年二組です
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