暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第37話 SBS団始動!そんでもって席替え
[5/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
かく近くになれたのに…………分かった!!気をつけるからバリカンには!!」

「気をつけるじゃ駄目ね」

「分かった!!むやみに話しかけないから、もう止めてくれ!!」

それを聞いて満足したのか、寸前まで近づけていたバリカンを髪から離す加奈。

「分かってると思うけど、団員にもちゃんと言い聞かせなさい。スッキリしたくなければね…………」

「わ、分かりました…………」

来た時の陽気さを全く感じないほど小さくなっている。





「恐ろしいなお前の妹は…………」

「今までの態度が気に入らなかったから、我慢していたものを一気に開放したんだろうな………」

「凄いね…………」

「零治君、桐谷君、よく今まで無事だったね」

「「無事じゃ無いよ…………」」

「やばかったんか!?」

それはもう…………
桐谷も俺もずいぶん大変な目にあったからな。

「なんで俺の周りの女の子は凶暴な女の子ばかりなんだろうな…………」

「美しいバラにも刺があるってことじゃないのか?」

「刺よりも爆弾とかそれくらいの威力はあると思う…………」

「それって誰のことを言ってるのかな?二人とも…………」

「そりゃ………」

「なのはとアリサと加奈の3人に決まって………」

そこまで言った俺と桐谷の口が止まる。

「覚悟は出来てるでしょうね………」

「二人ともオハナシなの…………」

「ちょっ!?俺は零治じゃないからシャレにならないって!!」
「おまっ!?一人だけ逃がすか!!親友だろうが!!」
「ふざけんな!!お前と違って俺は繊細なんだよ!!」
「俺の方が繊細なんだよ!!」

ドガッ!!

「二人ともうるさい………」

広辞苑を持ち、それを2人の頭に落とした。

「うわっ…………」

「かなり鈍い音が響いたな」

「痛そうだね………」

結局俺と桐谷は連れていかれ、後はいつもの通りになった………
でもこれでSBS団も好き勝手は出来ないだろう。
SBS団のこれからが少し気になりながらも、困ったら加奈に頼めばいいかと違う所で安心した零治だった………

「安心…………じゃねえよ…………」
「心を読むな…………」

ボロボロになりながら俺と桐谷は言ったのだった………






次の日…………

「見事に静かだな」

なのはの周りにいる神崎組改めSBS団は静かにしていた。
なのはは居心地が悪そうだったが、幾分マシだろう………

「これなら大丈夫かな」

「ああ。加奈のおかげだな」

やっぱり髪は大事だったみたいだな。
あのまま逆らってたらマジで坊主だったからな。

「それでね、えっと零治…………」

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ