第37話 SBS団始動!そんでもって席替え
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あんなに男子が固まっていたら逆に話しかけづらいし、あそこに混ざりたくないよな…………
「となると俺が頑張るしかないか………」
「………なぁ?」
「ん?」
「私たちが零治君に話しかけなければ問題ないんやないか?」
「う〜ん、まああいつはお前たちが俺の所ばかりに集まってるのが気に入らないのもあるだろうけど………」
「私達近づかんようにしよか?」
「今更変わんないだろ………それに、お前たちがいないとつまんないしな」
「そうやろか?」
「だからあまり気にしなくて良いと思うぞ、好きにすればいい」
「………ありがとな」
といい感じに話していると………
「見たか?」
「ああ、見た」
「あそこだけ空気がストロベリーだ」
「ストロベリーだな」
「甘酸っぱいな」
「あれって許されるのか?」
「いや許せないよな」
「相手はたぬきのはやてさんだぜ」
「たぬきのはやてさんだな」
「殺るか?」
「ああ、殺ろうか」
「「「「SBS団始動!!」」」」
いきなり俺達の周りを4人の男子が囲む。
頭には黒い布を被せ誰だかは分からない。
俗に言う変態だが、どうせ神崎組の奴らだろう。
「なんなんや!?この犯罪予備軍は!!」
「「「「我らはSBS団!!」」」」
「やっぱり……………」
「「「「たぬきのはやてさんをたぶらかす有栖零治に死を!!」」」」
「誰がたぬきや!!」
「「「「有栖零治、死ね!!」」」」
4人一斉に襲いかかって来た。
「こっちにははやてがいるんだぞ!!」
俺ははやてを庇いながら4人の脇を抜ける。
「くそっ逃すな!!」
「はやて!先に戻っていてくれ!!」
「あっ零治君!!」
俺はははやてをそのまま放置して廊下を走って行った。
「待て!!」
はやてを気にせず4人も俺を追ってくる。
その後も結局逃げ回る事になり、昼休みは追いかけっこで終わる事になった。
「ふぅ、疲れた………」
「お疲れ様、はやてちゃんから聞いたよ」
隣に座っているなのはが授業中に聞いてきた。
「ああ、あいつら体力ないくせにしつこいからな………」
実際撒くのは簡単だったが、ずっと探し回っていたため逃げ切るのに昼休みを全部使う羽目になった。
「でも、本当に困ったものだね。みんなに迷惑かけるなんて…………」
ちょっと黒いオーラが出ているような気がするけど、大丈夫か?
俺はなのはの黒いオーラにソワソワしながら授業を受けたのだった…………
「さあこれから席替えを始めるわよ!!」
6月の中旬に入って席
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