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ロックマンゼロ〜救世主達〜
第38話 ミサイル基地
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ビーエルフ達に炸裂し、二匹を撃墜した。

強大な威力を誇るクロスチャージショットをまとも喰らったベビーエルフ達が泣き叫ぶ。

「うわぁぁんっ!酷いよー!!」

「やあぁぁんっ!痛いよー!!」

「(君達がしたことや、しようとしていることを考えればこれでも優しい方だよ)」

胸中で呟くルイン。

ベビーエルフ達は幼すぎるために善悪の区別がまるで出来ておらず、母親であるダークエルフに会うためなら、どんなに他人が傷つこうと構わないのだから。

他人の痛みが分からないのだベビーエルフは…そう、まるで興味本位で虫を殺す子供のように。

その時、ミサイルが揺れる。

「負けちゃったけど、もうすぐミサイル落ちちゃうよ!作戦成功だね!!」

「負けちゃったけど、もうすぐおかーさんに会えるよ!作戦成功だね!!」

「くっ…!!」

「ゼロ!脱出するよ!!」

HXアーマーに換装したルインはゼロの腕を掴むと、頭部と背部のバーニアを全開で噴かし、最大速度のエアダッシュでミサイルから脱出したが…。

「きゃあああああっ!!?」

「ぐっ!!」

ミサイルがネオ・アルカディアの居住区に着弾し、凄まじい大爆発を起こしたことにより、爆風を受けたルインとゼロは勢い良く吹き飛ばされてしまった。

ゼロとルインは爆風で着弾点から大きく離されてしまったが、ミサイルと共に着弾したはずのオメガは傷一つなく、ダークエルフの前に佇んでいた。

「グ…オオ…!!」

「わーい!!おかーさん!!おかーさん!!」

「わーい!!おかーさん!!おかーさん!!」

ベビーエルフ達がようやく母親に会えたことの喜びのあまり、ダークエルフの周りを飛び回る。

そしてオメガはダークエルフの吸収を始めた。

「グ…オオオオオオオオッ!!」

瞬く間にダークエルフがオメガに吸い込まれ、オメガのボディが禍々しい金色に変わり、元々大きかったオメガのパワーが更に大きく増大した。

「な…っ」

「ダークエルフを…吸収しただと…」

着弾点から大きく離されてしまい、急いでこちらに駆けつけたゼロとルインだったが、ダークエルフをオメガに吸収されてしまったことに驚愕する。

「グ…オオオオオオオオオッ!!!」

ゼロとルインの姿を認識したオメガは咆哮を上げた。

そのあまりの威圧感には傷を負っているとはいえ、流石のゼロとルインもすぐには動けなかった。

「ついでに悪いレプリロイド達もやっつけちゃえー」

「ついでに偽者レプリロイド達もやっつけちゃえー」

オメガが唸り声を上げながらゼロとルインに近付いてくる。

二人は傷付いた体に鞭打ちながらセイバーを構えた瞬間であった。

上空からハルピュイアが舞い
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