第38話 ミサイル基地
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ビーエルフ達に炸裂し、二匹を撃墜した。
強大な威力を誇るクロスチャージショットをまとも喰らったベビーエルフ達が泣き叫ぶ。
「うわぁぁんっ!酷いよー!!」
「やあぁぁんっ!痛いよー!!」
「(君達がしたことや、しようとしていることを考えればこれでも優しい方だよ)」
胸中で呟くルイン。
ベビーエルフ達は幼すぎるために善悪の区別がまるで出来ておらず、母親であるダークエルフに会うためなら、どんなに他人が傷つこうと構わないのだから。
他人の痛みが分からないのだベビーエルフは…そう、まるで興味本位で虫を殺す子供のように。
その時、ミサイルが揺れる。
「負けちゃったけど、もうすぐミサイル落ちちゃうよ!作戦成功だね!!」
「負けちゃったけど、もうすぐおかーさんに会えるよ!作戦成功だね!!」
「くっ…!!」
「ゼロ!脱出するよ!!」
HXアーマーに換装したルインはゼロの腕を掴むと、頭部と背部のバーニアを全開で噴かし、最大速度のエアダッシュでミサイルから脱出したが…。
「きゃあああああっ!!?」
「ぐっ!!」
ミサイルがネオ・アルカディアの居住区に着弾し、凄まじい大爆発を起こしたことにより、爆風を受けたルインとゼロは勢い良く吹き飛ばされてしまった。
ゼロとルインは爆風で着弾点から大きく離されてしまったが、ミサイルと共に着弾したはずのオメガは傷一つなく、ダークエルフの前に佇んでいた。
「グ…オオ…!!」
「わーい!!おかーさん!!おかーさん!!」
「わーい!!おかーさん!!おかーさん!!」
ベビーエルフ達がようやく母親に会えたことの喜びのあまり、ダークエルフの周りを飛び回る。
そしてオメガはダークエルフの吸収を始めた。
「グ…オオオオオオオオッ!!」
瞬く間にダークエルフがオメガに吸い込まれ、オメガのボディが禍々しい金色に変わり、元々大きかったオメガのパワーが更に大きく増大した。
「な…っ」
「ダークエルフを…吸収しただと…」
着弾点から大きく離されてしまい、急いでこちらに駆けつけたゼロとルインだったが、ダークエルフをオメガに吸収されてしまったことに驚愕する。
「グ…オオオオオオオオオッ!!!」
ゼロとルインの姿を認識したオメガは咆哮を上げた。
そのあまりの威圧感には傷を負っているとはいえ、流石のゼロとルインもすぐには動けなかった。
「ついでに悪いレプリロイド達もやっつけちゃえー」
「ついでに偽者レプリロイド達もやっつけちゃえー」
オメガが唸り声を上げながらゼロとルインに近付いてくる。
二人は傷付いた体に鞭打ちながらセイバーを構えた瞬間であった。
上空からハルピュイアが舞い
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ