暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?うそつき〜Tear of anger and sorrow〜
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巻かれていた。しかし一番の問題は・・・

「視界が・・狭い・・・?」

左目の視界が暗闇に閉ざされていた。包帯か眼帯かの所為かと思って手で触れてみるが、そんな物は無かった。もちろん目は開いている。しかし見えない。左目の視力が・・・死んでいた。

「はは。焦ることないじゃないか。以前にもあっただろう、俺・・・。女神の祝福(コード・エイル)・・・!」

先の次元世界でも、また別の契約の時でも視力を失うことはたびたびあった。だからそれで騒ぐような真似はしない。とりあえず死以外の状態異常を回復させる上級の治癒術式・エイルを発動する。全身に負ったダメージは回復していくのが判るが、「あれ?」視力が回復することはなかった。さらにもう一度発動してみても、やっぱり治らない。となれば、ダメージによるものではなく、何かしらの神器の効果。

「レーゼフェアの仕業か・・・!」

アイツは神器作成能力を得ていた。俺の知らない神器を造り、その効果で俺の視力を殺した可能性も十分すぎるほどあった。しかしエイルで治癒できないとなると、かなり高ランク。ならば目には目を、神器には神器を、だ。

「我が手に携えしは確かなる幻想・・・!」

創世結界・“ブレイザブリク”にアクセスするための呪文を詠唱する。だがアクセス出来なかった。

「・・・は? 我が手に携えしは確かなる幻想!我が手に携えしは確かなる幻想!我が手に携えしは確かなる幻想!」

詠唱を繰り返すが、“ブレイザブリク”だけでなく“英知の書庫アルヴィト”・“英雄の居館ヴァルハラ”・“聖天の極壁ヒミンビョルグ”、他3つの創世結界にもアクセス出来なかった。創世結界が使えなくなってしまっていた。

「・・・・」

こればっかりは人間だった頃はもちろん、“界律の守護神テスタメント”となって約2万年の中で初めての体験だ。頭の中が真っ白になる。これまで当然だった創世結界。それが使えない。俺を魔術師として支えていた柱の1つが・・・折れた。

「・・・そうだ。クイントさんは? 騎士ゼスト、メガーヌさん達は・・・!?」

現実逃避するように思考内容をクイントさん達のことに変えた。ここで眠っているということは潜入捜査は終わっていることを意味する。俺は無様を晒してしまったが、騎士ゼスト達はどうなった。情報を仕入れようとした時・・・

「あ、ルシリオン君!」

「っ! リンディ提督・・・!?」

私服姿のリンディさんが病室に入って来た。遅れて「良かった。目を覚ましたんだね!」同じように私服姿のエイミィが入って来た。

「あ、あの! 俺は一体! 首都防衛隊のみんなは!」

ベッドから降りたら「っ!?」思った以上に両脚に力が入らず、へたり込みそうになったが「無理しちゃダメよ!」リンディさんに抱き
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