暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?うそつき〜Tear of anger and sorrow〜
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ったからって調子に乗ってると、絶対に痛い目に遭うから!!」

照明がパンパンッ!と音を立てて割れていき、室内が一気に暗くなった。レーゼフェアは何もしていない。なら「新手か・・・!」魔力球を10基と創り出して、影が出来ないように計算、そして配置して室内を明るくした、その瞬間・・・

――瞬神の風矢(ソニック・エア)――

「っ!!?」

それは起きた。この施設の入口へ続く通路の奥から目にも留まらない速さで何かが飛来して来た。ソレは俺の右手を掠め、「しまっ・・・!」持っていた“エオフェフ”を弾き飛ばし、「ゲットだぜ♪」レーゼフェアの手に戻ってしまった。

――粉砕せし風爆(マーシレス・フラワー)――

さらにソレは飛来し、俺が創り出した照明代わりの魔力球に寸分違わず着弾、ドォン!と轟音を立てて粉砕した。この魔力、そしてあの魔術・・・間違いない。ここに来て予想だにしなかった事態が起きてしまった。まさかお前までもが、ここに姿を現すなんて思いもしなかったぞ。

「フィヨルツェン・・・!」

シュヴァリエルと同じ風嵐系だが、機体特性としては狙撃型の中遠距離系というコンセプトだ。大戦中はレーゼフェアと組むことが多かった。失念していたわけじゃない。ただ、ベルカで最初に遭遇して以降、この子たちは1対1の戦闘を仕掛け続けて来ていた。確かにザンクト・オルフェンではシュヴァリエルとレーゼフェアが協力していた。しかしフィヨルツェンは現れなかったから、てっきりレーゼフェアとフィヨルツェンは完全に別行動をしているかと・・・。

(くそっ! 完全に油断していた・・・!)

――舞い降るは(コード)汝の煌閃(マカティエル)――

――粉砕せし風爆(マーシレス・フラワー)――

「くぅぅ・・・!」

――黒き影拳乱舞(ポワン・タンペット)――

光槍を展開したその瞬間に暴風の矢で破壊されてしまった。そこに「そらそらぁ!」レーゼフェアの攻撃、影の拳による弾幕が張られた。回避のために室内を飛ぶんだが、風の矢がさらに何十本と連射されて来た。“エヴェストルム”で迎撃はしても、「うぐぅぅ!」その物量の所為で思うように飛び回れない。

「あっはは♪ 調子に乗った罰だよ神器王!」

――血肉を求む伝道者の凶つ剣(ミシオネール・クリュエル)――

影ばかりが多くなってしまった部屋は今やレーゼフェアの独壇場。壁に出来ているちょっとした小さな影から黒い刃が十数本と突き出して来た。

――瞬神の風矢(ソニック・エア)――

それらを回避した直後に「ぐぁぁぁぁ!」フィヨルツェンの風の矢が俺を襲った。咄嗟に対魔力障壁・ケムエルを発動したことで直撃は免れたが、その衝撃には逆らえずに壁に叩き付けられてしまう。

「ほらほらぁっ
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