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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico?うそつき〜Tear of anger and sorrow〜
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レーゼフェアを引っ張り出そうかとも思ったがクイントさん達のことが気掛かりで、この場から離れるという選択肢がただの考え止まりになる。速攻でアイツを救えれば良いんだが、いくらシュヴァリエルを救ったとは言っても油断は出来ない。
アイツもまた別の新しい魔術を習得しているかもしれないし、何よりフォルテシアの魔術で救うことが俺の課した条件である以上、対闇黒系の機体であるアイツにフォルテの魔術を通すためには先にダメージを与えておく必要がある。
(それでは手間が掛かり過ぎる。だから・・・俺は・・・!)
――
力神の化身
(
コード・マグニ
)
――
決めた。レーゼフェアはここでは救わない。撤退させることを最優先にし、即座にクイントさん達の援護に向かう。それが俺が今、やるべき事。上級の自己強化魔術マグニを発動し、身体能力と魔術をすべて強化する。
――
女神の宝閃
(
コード・ゲルセミ
)
――
デリングの効果が消えた瞬間、上級閃光系砲撃ゲルセミを連射する。ドーム状の部屋がサファイアブルーの光に満ちる。一切の影を作らせないことで奇襲戦法を封じる。だがレーゼフェアにはおそらく直撃していないだろうから、逃げていなければどこかでチャンスを窺っているはず。
――
舞い降るは
(
コード
)
、
汝の煌閃
(
マカティエル
)
――
周囲に光槍マカティエルを30本と展開した直後、レーゼフェアが閃光爆発の中を突っ切って来た。神秘を宿した閃光系魔力の影響でレーゼフェアの側には影が無い。影の無いアイツの戦力はガタ落ちする。しかしついさっきとは違う点が1つ。
「
聖狩手甲
(
せいしゅてっこう
)
エオフェフ・・・!」
プレンセレリウスを斬り殺し、シェフィリスを貫き殺し、俺を貫き瀕死の一撃を与え、不死と不治の呪いを掛けた魔造兵装第二位・“呪神剣ユルソーン”。ソレと同じ製作者の手によって造り出された、神属殺しの手甲が両腕に装着されていた。
「これで閃光系魔術は僕に通用しなくなったよ!」
「確かにそうだな」
閃光系・炎熱系・雷撃系の3属性は、神属の威厳そのものとされている。ゆえに神属狩り能力に特化した“エオフェフ”は、“エオフェフ”以上の神秘であろうが問答無用で3属性の魔術を掻き消すことが出来、神造兵装へ与えるダメージも他の神器に比べて異常に高い。
「しかし・・・迎撃してこそその効果が発揮されるんだよ!」
周囲に配置しておいた光槍群を「ジャッジメント!」号令を下して発射。レーゼフェアは“エオフェフ”を振るって頭上から降り注ぐ光槍群を殴り、粉砕していく。
「ぅぐ・・・!?」
しかし光槍群の速度に対応しきれなかったレーゼフェアに4本の光槍が直撃、起こった閃光爆発で体勢を崩した。傷1つ付けられなかったが、隙を生みださせることが出来れば十分だ。俺はそ
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