暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
救世主
[7/7]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
「レオン!!」
「あのバカ!!今とシリルにそれを使ったら・・・」

蛇姫の鱗(ラミアスケイル)の一同にも緊張が走る。だが、その声はレオンに届くことなどあり得ない。

「氷神の・・・怒号!!」

素早く放たれた黒い冷気の塊は、一直線にシリルへと伸びていく。

「!!」

体の前で腕を交差させ、それに耐えきろうと歯を食い縛るシリル。だが、そんなもので塞ぎきれるほど、レオンのブレスは甘くない。
想像を絶するような・・・いや、最悪の事態さえ想定してもおかしくない一撃。しかし、それがシリルを直撃する直前、

ガァン

シリルの脇腹に何かが当たり、ブレスの範囲外へと弾き出された。

「いてっ!!」

完全に予想外なところからの衝撃だったため、何も反応できずに顔から地面に落とされてしまう。
その直後、シリルが元いた場所を黒い冷気が通過していった。

バキッ

何かが折れる音と一緒に。

「うおおおおおおっ!!」

それと同時に聞き覚えのある叫び声が聞こえてくる。シリルは血が出ている鼻を押さえながら、そちらを振り向く。

「俺の鉄竜棍を砕くとは、大した力だな。ギヒッ」

そこにいたのは、長くてボサボサの黒い髪をした、シリルと同じ竜がいた。

『あぁっと!!なんとここで!!ガジル乱入だぁ!!』

絶対絶命のピンチに突如現れた鉄竜。彼が妖精を救う救世主(メシア)となるのか?









[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ