暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜夢を追い求める者〜
第2章:異分子の排除
第15話「代表決定戦まで・後」
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ているみたいだ。
  ....って、あれ?

「布仏さん?」

「あれー?やっぱりあっきーだ〜。」

  やっぱり、布仏さんだった。どうしてここに?

「私はねー、かんちゃんの従者だからねー。手伝うに決まってるよ〜。」

「...なるほど。」

  布仏家は更識家のお付き的な家系って桜さんの資料にあったな。

「.....誰?」

「クラスメイトのあっきーだよ〜?」

「...それじゃあ、分からないだろ...。篠咲秋十だ。」

「マドカの兄の...?私は更識簪。よろしく...。」

  大人しそうな子だな...。ユーリと気が合う訳だ。

「できれば何か助けになろうとしたけど...充分みたいだな...。」

「あ、じゃあ〜、飲み物買ってきてよ〜。はい、お金。」

「おう、任せろ。」

「ちょ、そんなパシリみたいな...って、いいの秋兄!?」

  じっとしてるよりも動いた方がいいからな。

「後〜、私の事はそんな他人行儀な呼び方じゃなくていいよ〜?」

「あー...分かった。本音。」

「むぅ....。」

  ...どうしてそこでむくれるんだ?マドカ。

「大丈夫だよまどまど〜。別に取ったりしないから〜。」

「っ..ほ、本音!」

  ....まぁ、いいか。とにかく行こう。

「(......ん?)」

  整備室を出た所で、ある気配を感じ取る。

「....誰かいるんですか?」

  物陰に向かって声を掛けてみる。...これで誰もいなかったら恥ずいな。

「...また気づかれた...鍛え直すべきかしら...?」

「貴女は....。」

  水色の髪で、さっきの更識簪さんと似通った所がある。そうだ、この人は...。

「いかにも。私が現生徒会長で、この学園最強の更識楯無よ。」

「....教師も含めてですか?」

「えっ?」

  あ、今の一言で分かった。この人お姉さんキャラに見えて結構弄られたりする人だ。

「いえ、“学園”だと教師も含むので、そうかと思ったんですけど....。」

「う....生徒最強...よ。」

  ...実際、桜さんに適いそうにないから生徒最強も怪しいんだが...。

「何の用ですか?」

「...特にないわ。ただ、偶々貴方を見かけただけ。」

  そうなのか?俺はてっきり...。

「妹の様子を見てたら男性操縦者の一人が現れたから、気になったのかと思いましたよ。」

「あなた達兄弟は揃って人の心を抉ってくるわね!?」

「えっ?桜さんも同じような事を?」

  いつの間に会ってたんだろうか。

「じゃ、俺は飲み物を買って来るので。」

「え、あ
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