第2章:異分子の排除
第15話「代表決定戦まで・後」
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.はっ!」
「っと。ふっ!」
すぐさま乗せている木刀を引き、突く。
当然躱され、反撃が繰り出されるが、身を捻らせ、回避する。
「(しまっ....!これは....!)」
「詰み....だ。」
そのまま回転し、一閃を放つが、同じく身を回転させて繰り出された下からの攻撃に木刀が弾き飛ばされてしまう。
「....俺の負けです。」
「ふむ...本来ならまだ続けるが、木刀だけでだからな。ここまでか。」
まさか俺の防御の特徴すら利用して誘導するとはな...。
「(...これは俺の戦い方に変化をつけるべきか?)」
桜さん曰く、俺は今までの経験を活かせば容易に負けなくなるらしい。
「....あれ?」
あまりに桜さんと俺の世界に集中してたからか、周りの女子達が盛り上がってたのに気付かなかった。
「すごーい!」
「あんなの、現実でできるんだー!」
詰め寄られて、そんな事ばかり言われる。
二つ目の発言に関しては、ISでも似たような事ができると思うが...。
「(....あ、固まってる。...そこまで驚くことか?)」
ふと人ごみの奥に、驚愕の顔で固まっている箒とあいつがいた。
「あー...えっと....失礼したな!」
「あ、ちょ、桜さん!?」
大量に寄ってたかられて、さすがに桜さんも耐えかねて剣道場から逃げ出す。
俺も慌てて追いかける。
「....ダメだ。剣道場も使いづらい...。」
「ど、どうしましょうか...。」
なんとか、一部の追いかけてきた女子を撒き、俺と桜さんは休憩がてらそんな話をする。
「...もう、無理に一緒に特訓しなくてもいいだろう。理論的な対策は部屋でもできるし、個々で特訓するようにしよう。」
「....ですね。」
アリーナも剣道場も使えない。
....となると、もう空いている場所を転々とするように使うしかない。
「じゃ、俺は適当に千冬にちょっかい出してくる。」
「....反省文、書かされないようにしてくださいね?」
あの千冬姉にちょっかいって...さすが幼馴染。性格を知り尽くしてるんですね。
「(俺は...マドカの所にでも行くか。)」
確か、マドカはユーリと一緒にクラスメイトの専用機制作を手伝ってるんだったな。
「...ここか。」
中に入ると、早速マドカ達を見つける。
「あ、秋兄!どうしたの?」
「いや、手持無沙汰になったからな。様子を見に来た。」
見れば、一人の女子生徒のサポートとして、ユーリが色々していた。
マドカは道具を運んだりし
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