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魔法少女リリカルなのは Searching Unknown
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けているため、ミッドチルダのプレーヤーからすれば聖地と呼ばれるほど有名な店だ。店舗主催の定例会の他にも様々な大規模チームによる貸切イベントや、中小規模のチームによる合同イベントなども開かれている。
「着いたでー。店内?え、リーダーもうおんの?わぁった、すぐ入るわ」
駐車場に車を止め、端末を取り出して通話を数秒で終わらせた直人は、店内に入ってすぐに筋肉とハグを交わす。
「リーダー、お久しぶりです」
「おう坊主、元気してたか?」
「俺も相棒も気合十分ですよ。すいません中々こっちに来れなくて」
「いいってことよ。この界隈は集まれないとイベントができないからな」
「まぁでも今日は遅い時間かつ屋内って聞いてたから安心しましたわ」
「その割には前日飲み明かしたんだってな。酒は残ってないだろうな?」
「残ってたら流石に辞退してましたね。公務員がポリにつかまってたまるかいって」
「そりゃそうだ、間違いねぇや」
直人と軽口を叩いているのは、彼の所属するサバゲーチームのリーダーである。がっしりした肉付きをした長身の中年男性で、肉体労働上がりなのか焼けた肌色が貫録と迫力を周囲に放っているが、本人はとても気さくで話しやすい人というのは直人の談。
「ところで、何か新しい相棒は入りましたか?」
「んー、さっきからいくつか試射はさせてもらってるんだが、俺はやはり今のこいつがお気に入りだな。いろいろ弄ってると、やっぱ愛着もひとしおって奴よ」
そういって直人に見せたのは、使い古したかのように傷があちこちにある大きなキャリーケース。口ぶりからすると、彼の長年の相棒のようだ。
「わかりますそれ。でも俺はまだまだいろいろ試してみたいですね」
「おう、どんどん試せ。色々扱えるってのは、悪いことじゃないからな。ああそうそう、お前さんを呼ばせた奴も奥にいるから、先に顔だけ見せとけよ」
「はーい」
そういうと彼はキャリーケースを引っ張って、直人を連れて店内奥のシューティングレンジに近づいていく。店員に銃を返してほっこりした笑顔で彼らのもとへやってきたのは、紫色の髪をショートカットにした長身の女性。
「ああ、着いたのか」
「おう。すまんな、なかなか来れんで」
「まったく、お前がいないと私と同レベルで戦える奴がいないから辛いんだぞこっちは」
「素直に寂しいって言えんのかお前は」
「ほう、言うじゃないか」
などと軽い挨拶を交わし、店内を二人で見て回りながらああでもないこうでもないと喋ること十数分。
「ところで、何か撃っていかないか?」
「んー、こいつ使ってみたかったんよなぁ」
「ああそれか。私も撃たせてもらったことがあるが、動き回るには少し重かったな。やはりグリップは銃口を直接支えられるほうがいい」
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