マブラヴ
1224話
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そういう経験がない訳じゃないしな」
士官学校の時とか、校長を含めてお偉いさんの挨拶ってのは決まって長かった。
正直、挨拶なんてのは短ければ短い程にいいという認識なんだが。
だからこそ、俺の挨拶もあんな風になった訳で。
「アクセル君、アクセル君、アクセル君!」
ムウやナタルと話ながら料理を食べ、飲み物を飲んで――勿論俺の飲み物は冷たいお茶だ――いると、そんな興奮した声が聞こえてくる。
その声のした方へと視線を向けると、そこにいたのはネギ。
当然の事ながら、ネギも火星の息吹作戦には参加していた。
今のネギは、麻帆良でも最強クラスの戦力だ。今回のように戦闘力が必要な仕事は打って付けなのだろう。
まぁ、ネギの場合はその生まれや能力から、戦闘以外にもこなせる仕事とかは多いだろうが。
戦闘しかこなせないってのは、小太郎か。
「よお、ネギ。そう言えば、こうして会うのは久しぶりだな」
Fate世界から戻ってきてからは色々と忙しく、今回の火星の息吹作戦にもネギが参加していた事は知っていたが、こうして直接会うのはかなり久しぶりの出来事だ。
こうして見ると……随分と背が伸びているように思える。
いや、実際に背が伸びているんだろう。
何だかんだで、ネギももう子供ではなく青年と呼んでもいい年齢になっているんだから、当然か。
中学3年だったか? それとももう高校生になったんだったか……まぁ、実際には魔法先生としての活躍で学生はやってないんだろうけど。
「それより! アスナさんから聞いたんだけど、アーサー王に会ったって、本当!?」
ネギの口から出たその言葉で、そう言えば神楽坂にその辺伝えておいて欲しいって言ったのを思い出した。
……ただ、クーフーリンよりもアーサー王が真っ先に出てくる辺り、ネギの認識がどうなっているのかがよく分かる。
もしランサーがこれを聞いたら、何て言うんだろうな。
いや、寧ろ気にしないか?
……多分、それが正解な気がする。
「ね、アクセル君。アーサー王ってどんな人だったの? やっぱり強かった? 格好良かった? 凄かった?」
「そうだな。強いて言えば……」
「強いて言えば?」
期待で目を輝かせてアーサー王の……セイバーの話をせがんでくるネギに、俺の持っている最も強いセイバーのイメージを口にする。
「腹ぺこキャラだな」
「……はい?」
俺の口から出た言葉が理解出来ないと、首を傾げるネギ。
そんなネギに対し、思わず苦笑を浮かべつつ言葉を続ける。
「いいか? ネギに言うのもなんだけど、イギリスってのは今でも食事があまり美味いとは言えない国だ」
「それは……まぁ、その……お、美味しいのとかもあるんですよ!?」
何とか
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