第二十話 二学期その八
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
も思えません。
「だから。若しそんないんねんがあってもきっと」
「そうなればいいわね」
「いいわねって」
自分でもどうしてここまで気になるかわかりません。先輩っていっても他人なのに。それでも先輩が言われるってことが嫌で。それで言うのでした。
「先輩だったら絶対」
「前から思っていたけれど」
寮生の娘の一人にまた言われました。
「何なの?」
「ちっちってさ、本当に長池先輩のことになると必死になるわよね」
「そうよね」
皆がそれに続きます。
「どうしてなの?一緒の部屋だから?」
「それでもかなり」
「だって。先輩にはいつもよくしてもらってるし」
それがかなり大きいのは自分でもわかります。
「それに優しい方だし」
「ちっちから見ればなのね」
「ええ」
他にどう言えばいいかわからない位。とてもいい人です。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ