暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜アサシンとなった少年〜
その日、復讐に燃えしアサシンは1人の少女を助けた
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アルズ達が街を歩いていると___

「お、シリカちゃんハッケーン」

二人組の男性プレイヤーが近づいてきた。

「随分遅かったみたいだけど.....大丈夫?」

「そうだ、今度パーティー組まない?」

「えっと......」

シリカはアルズを見て助けを求める。

「ハァ......」

溜息を一つし、アルズは腕を出した。

「わ、私は今この人とパーティーを組んでいるので。」

「ムッ.....」

二人ともアルズを睨む。
アルズは首を傾げてみせた。

「すみません.....ご迷惑を。」

「いや、大丈夫だ。___君のファンかい?人気者だな。」

「いえ.....」

「?」

「私を、ただマスコットのようにしたいだけです。」

.......不快だな。

「それなのに......龍使いシリカだなんて言われて勝手に舞い上がって.....」

シリカは泣きそうになる。

「大丈夫だ。3日もあるんだぞ?間に合うさ。」

「ありがとう.....ございます。」

シリカは、アルズの言葉に勇気付けられ、涙をふいた。

そのままアルズは辺りを見回し、耳に集中してラフコフの情報を集める。

「そう言えば、アルズさんのホームは?」

「!?」

ホーム......そう言えば.......持ってないな......うん。
宿に泊まったり屋根や木の上で寝たり......

「え、えっとだな......」

考えろ。考えるんだ。

「ご、50層だよ。で、でも上層まで行くのは面倒だから、今日はここに止まるとするよ。ハハハ。」

アルズは苦笑いする。

「そうですか!ここのチーズケーキ、意外といけるんですよ。」

チーズケーキ.....俺....チーズケーキ食べられないんだわ.....
うん、あのチーズの香りが何故か慣れない。

「あらー、シリカじゃない。」

突然の声に振り向くと、赤い髪をした一人の女性が近づいてきた。
後ろには数名の連れがいる。
彼女を見ると、シリカは暗い表情となった。

「森から脱出できたの?よかったじゃない。」

「どうした?」

アルズはシリカに聞く。

「家....別に.....」

「あれ?あのトカゲどうしちゃったの?」

ん?この女......
成る程、情報通りだな。
あとはラフコフメンバーの情報の一つでも集まればパーフェクトなんだが.....まあいい。

「もしかして....」

そいつは何故か嬉しそうだ。
まあ、人間の屑は全員同じって事だな。

「ピナは死にました......けど、必ず生き返らせます!」

「へぇー、てことは思い出の丘にいくんだぁ....でも、あ
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