暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜アサシンとなった少年〜
その日、復讐に燃えしアサシンは1人の少女を助けた
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「そんな.......私のせいで.....ピナ.....ごめんね.....」

アルズは立ち上がる。

「大丈夫だ。」

アルズはメニューを弄る。

「これだけあれば、5、6レベル程度は底上げ可能だ。」

「どうして.....私にそこまで?」

「・・・」

........どうしてだ?
なぜ俺はこの子にここまでしようとしている?
ユウに全く似ていないし、彼女がユウの代わりになるなど全くあり得ない。

「......俺に、少しでも良心が残っていたという事だ......」

「.......え?」

「......オレンジプレイヤーという物を知っているか?」

「.......?」

「俺たち、皆、頭の上のカーソルが出ているだろう?」

「は、はい。」

「それがオレンジ色に変色しているプレイヤーのことだ。」

「それでは.....あなたも?」

「ああ、そのオレンジプレイヤーという物に入る。しかも、これになる条件は____プレイヤーを殺す事だ。」

「え......?」

「.....ハァ......嫌だよな?人殺しと一緒に行くだなんて。すまない、他のプレイヤーに頼んでくれ。」

「いえ!」

アルズは少女に腕を掴まれる。

「........俺は人殺しだぞ......?」

「確かにそうです......でも、あなたは私を助けてくれました!正当防衛ですよね?襲われたからやむ終えず....!」

「クッ......」

少女の言葉に、アルズの良心が痛む。

「........そうだな.......」

「あの.....名前は?」

言って大丈夫なのだろうか?

・・・

「アルズ......だ。」

「私はシリカと言います!」

そう言い、少女___シリカは手を出す。

アルズは戸惑いながらも、手を握り返した。

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街のすぐ近くまで着て、アルズはは止まる。

「先に街に戻っていてくれ。俺は少しやる事がある。」

さっさとカルマ回復クエストをやらないとな。

「は、はい!」

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「アルズさん!」

「えーっと......俺と別れてから2時間程過ぎたはずなんだが......ずっとここに?」

「はい!」

シリカは自慢気に答える

.......物好きな人間も居たものだ。

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