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ソードアート・オンライン 〜アサシンとなった少年〜
その日、復讐に燃えしアサシンは1人の少女を助けた
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森の奥で、複数のモンスターと戦闘を行っている少女が見えたからだ。
モンスターを連れている。ビーストテイマーか?
「かなり劣勢だな......助けるか....」
アルズは一歩踏み出した時に気づく。
待てよ?俺はオレンジプレイヤーだ。
こんなことをして大丈夫なのか?
「!?」
アルズは走り出した。
彼女の連れている使い魔が死亡したからだ。
まにあえ......!
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「来ないで.......」
少女が涙ぐみながらモンスター達に訴えたその時だった。
いきなり、二体のモンスターの上半身がスパッっと斬れたのだ。
二体のモンスターは蒼白いガラス片へと変わる。
そして戦闘にいたモンスターも、気づけば首が飛んでいた。
「うっ」
蒼白くは弾けたモンスターに、少女は狼狽える。
すると、そこには全身が紫黒色の装備で統一された一人のプレイヤーが立っていた。
「大丈夫......?」
プレイヤーは何かを悔いているのか、悔しそうな顔をしている。
「ピナ.......」
ん?オレンジプレイヤーだと気付いていない?
「.....すまない......俺が遅れたばかりに......」
「いえ.....私が.....勝手に......一人で森を突破できるだなんて思い上がっていたからこんなことに......助けていただいてありがとうございました。」
少女は礼を言う。
手には、使い魔がドロップしたアイテムを握りしめていた。
!?
アルズはある事を思い出した。
47層......思い出の丘。
アイテムさえ残っていれば、その頂上に咲く花により使い魔を蘇生出来るというアイテムだ。
「......そのアイテム.....名前などが設定されているかい?」
少女は直様確認する。
彼女のウィンドウには【ピナの心】という表記があった。
「うっ.......」
「泣かないでくれ。大丈夫、アイテムが残っていれば、蘇生は可能だ。」
「えっ.....!」
「47層に、思い出の丘というフィールドダンジョンがある。その頂上に咲く花が、使い魔を蘇生させる事が可能らしい。」
「.......四十.....七層......」
少女は一瞬明るい表情となったが、直ぐに暗くなった。
「俺が行ってきてもいいが、主人が行かないと花が咲かないというらしい.....」
「情報だけでも、ありがとうございました!頑張ってレベルをあげればいつかは....!」
「........蘇生可能期間は、死亡後三日以内だ......」
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